Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

マイルスを聞く

いよいよ、大台突入、、、てなわけであります。40台ともお別れ。
しかし、40になったときには、ずいぶん焦りを感じたもんですが、50ともなると、もはや何もありませんな(苦笑)
これが知命ってことですかね?
じたばたしても、どーもならんわ、という感じですなあ。

さて、自分記念日ですが、何か買うか?と考えて、結局これにしました。
マイルスのボックスセット。20枚のアルバムを収録して、5000円以下とは激安。
http://www.amazon.co.jp/Perfect-Miles-Davis-Collection-Albums/dp/B005ELZNH0/ref=pd_sim_sbs_m_1

どうも、最近は音楽はダウンロード販売が伸びている上に、音楽市場のパイ自体が確実に小さくなってきているようです。
そういえば、老いも若きも皆が知っているアーチストもいませんなあ。
文化のタコツボ化だと思うのですが、みんな、狭い範囲でお気に入りのアーチストを聞いているよう。
一般性がなくなりました。
おかげで、CDも激安になってきたと。
ダウンロード音源もいろいろあるんでしょうが、私の耳には、まだまだCDのほうが全然良い音に聞こえます。CD登場当初は、ずいぶんカタい音に悩まされましたが、良くなりましたね。

思い起こせば。大学に入ってから、ようやく本格的にLPを聞くようになったのでありますが、その当時はクラシックを聴くのが面白かった。
ま、今でも好きですが。

40過ぎてから、だんだん嗜好が変わり、jazzを聞く時間が増えてきました。
クラシックだと、なんだか集中してしまうんですね。
私のjazzの聞き方は、典型的な「ながら聞き」です。
本を読みながら流しておいて、面白そうなところだけ、耳が向く。
だから、ずーっと流れを追うクラシックはつかれる。フレーズだけ聞いていいjazzが気楽、というわけです。
加齢による集中の持続力の低下が原因なんでしょうねえ。

で、そのjazzを色々聞いてみたのですが、どうも、世評通り、やっぱりマイルスはすげえな、と。
何をきいても、さっとフレッシュで、かっこよくて、古い録音の音楽でもぴちぴちしている。
音楽が生まれる瞬間みたいなものを、素人なりに感じるんですね。

この際、どんどん聞いてみたいな、と思っていたが、思うだけで行動できず(苦笑)。
それが、激安ボックスセットですから、思わず、ポチってしまいました。

実際聞いてみると、なんと、分売で買ったものよりも、こちらの方が良い音に聞こえます。
デジタルリマスターの効果ですかね?
「kind of blue」なんて名盤ですが、どういうわけかアナログ的な太い音がする。
こりゃあいい、というわけで、連日、とっかえひっかえ聞いています。

おかげで、ダブった分売物は、全部中古CDとしてたたき売りしちゃいました。
紙ジャケットのCDも、雰囲気があっていいもんです。

私はメニエールの持病があって、左耳が悪いんです。
たぶん、いつか聴力がダメになるんでしょうなあ。
しかし、今は好調で、とてもいい。
今のうちに聞いておけ、というわけなんです。

なんだかんだ言っても「残り時間」ぼちぼち気になってきた、ということなんでしょうなあ。