昨日、起きたら左耳から耳鳴りがする。
朝の支度をしながらテレビをつけたら、音量が小さい?
これは、耳がおかしいぞ、と気がついた。
私はメニエール病の罹患歴があって、耳が弱い。小さな耳鳴りはいつもあるのだが、あまり気にしないで居るのだ。先月の健康診断でも、聴力は正常範囲であった。
しかし、これはいつもと違う。
一晩たっても状況が改善しないので、事務所の近くの耳鼻科に行く。
実は、同じ症状で3年前にもこの医者にかかったことがある。
医者は左耳を診察し「鼓膜ではないな。また、あれかな?」といいながら聴力検査。
結果をみて驚いた。左耳の、特に低域が10db以上落っこちている。「なんじゃ、こりゃ」状態。
「突発性難聴」ではないか、ということになり、特効薬のプレドニンを処方される。これはステロイド剤で、突発性難聴の特効薬なのだ。前回は、こいつで効いたので回復。ただし、今回は前回よりもさらに状態が悪そうである。
1週間がっつりとステロイドをいこう、ということになった。
突発性難聴の治癒率は、ステロイドを使っても3割程度である。今まで、たぶん、4回くらいなった。そのたびに、早めに耳鼻科でステロイドを貰って、うまく回復させてきたのである。3割の「当たりくじ」を引き続けてきたのだ。かなり幸運である。
さて、今回も「アタリ」を引けるだろうか。
当然、だんだんこちらは加齢してくるので、神薬の効き目も落ちてくるはずなのである。
私は、クラシックやジャズ音楽を聴くのが趣味である。左耳がイカレて、第一ヴァイオリンが聞こえなくなったら、人生の楽しみが大幅減なのである。
かなりつらい。
文字通り、神に祈るような気持ちでいる。