いよいよ参議院選挙の公示がされて、選挙戦に入りましたね。
で、選挙のたびに「若者の政治離れ」が叫ばれて、TVには必ずフリップで「若者の投票率がいかに低いか」がグラフで示される、、、おなじみの光景であります。
そうだよなあ、、、と思う反面、ちょいと違和感もあるんですね。
つまり、私の場合ですが、若い頃に政治に関心があったか?
まったくノーですね(笑)
で、周囲の先輩友人も、ほぼそうでした。若い頃は趣味や学業、交遊関係、あるいは恋愛などなど、、、そんなことのほうが忙しくて、政治などというものに興味なんか持たなかった。
初めて選挙に投票に行ったのなんて、私は20代も終盤だったか30に突入したか、まあ、そんなものでした。
「オレみたいな、何も知らないやつが投票なんかしたら、かえって迷惑をかけるかもしれん」みたいに思っておりましたからね。
思うに、それは学校教育と大いに関係があるんですが、つまりは「ミスしないこと」がもっとも大事だと、いつの間にか考えていたんですね。
投票をマークシート試験のように考えていて「ただしい候補者を選ぶ」作業だと思っていたんです。そうすると、ちゃんと勉強してないからやばい。なので、まじめに勉強した人におまかせしよう!
実は、若い人の投票率が上がらない理由に、これがあるんじゃなかろうか?と私は疑っております。
この学校教育による刷り込みは、しばらく尾を引くわけですね。
私の卒業した地方公立高校には生徒手帳にきっちり「不純異性交遊は禁止」だとはっきり書いてありました。
もちろん、校則をちゃんと守って大学生になったわけです(笑)
大学になった途端にデビューする知人も数多おりましたが、私は「高校で不純なものが大学になったら不純でなくなるという理屈は納得できん」と思っておりました(笑)
この呪いが解けるまで、数年を要したのであります。
つまり、学校で「きちんとルールを守って真面目に」やっているから投票率も上がらないし、出生率も上がらないのではないか?
これが私の仮説であります。
学校で「けっ。センコーなんざ、うるせえっての」なんて思っているやつのほうが投票もするし子供を作るのも早い、、、のではないかと。
子供にとって、学校が大事すぎて、それ以外のルールがあまりにも入らない。
しかし世の中に出たらわかりますが、学校のほうが世間からすると異常な世界です。
世間に出ると平等はない。生まれつきお金持ちと貧乏ではスタートで大きな差がある。ルールもいい加減で、うまくやってるのはむしろお約束な世界がある。このへんの折り合いを付けられないと苦労します。
投票率を上げて出生率も上げるには、学校をもっといい加減にオーザッパにやれば良いのではないか、、、などと愚考する次第ですなあ。