午前中は、昨日交換した自転車のブレーキのアタリを見ながら、荒川を下って南砂町のスナモに行く。猫砂を買って帰る。
ブレーキの戻りが悪かったのでバネを強くセットしたのだが、ちょいとやりすぎたようだ。再調整すべきだろうな。
帰宅してから、思い立ってクロゼットの中にしまい込んだ自作スピーカーを出す。
一昨年の大晦日に到着して以来、ずっとmoonを聴いていて、なんの不満もない。
私
が30代から40代の初めにかけて、ずっと愛用したスピーカーを再び入手して、以前と同じ音で鳴ってくれて嬉しかった。
ただ、コロナ禍の中の2021年の夏休み、大汗をかきながら作ったスピーカにも愛着があるので、久しぶりに聞きたくなったのだ。
ちょうど、NHK-FMでチャイコフスキーのP協1番をリヒテル=カラヤンで流していた。
冒頭の和音をリヒテルはほとんどペダルを踏みっぱなしで豪快に弾く。大伽藍の中に響き渡る鐘の音のようだが、その雄大な音を「らしく」鳴らしてくるのが予想外であった。もっと冴えない音だったと思ったが、ネットワークを直してすぐにmoonが来たので、よく聴き込んでいなかったのだ。
こうして聴いてみると、これはこれで、悪くない。moonに比べて低音の活発さがもうひとつと思う部分もあるが、密閉なので、そこそこ伸びてはいる。
高音のつながりも自然である。
そのままFMでチャイコフスキー、そのあとラフマニノフの交響曲2番を聴く。
すっかり時間を忘れて聴いてしまった。
いいじゃないか、これ。
スピーカーも、たまには動かさないと、、、という「虫干し」の意味で鳴らしてみたのだが、わが手作りスピーカーも「それなり」に聞かせると再発見した。
休みになると、こんなことばかりして遊んでいるのだ。
まあ、それも人生、好き好きということでしょうなあ。