我が横浜ベイスターズ。
交流戦開けの対阪神三連戦を見事に三連勝で飾り、首位に躍り出た、、、が昨夜は惜しくも一点差負け。
阪神が勝ったので、首位交代となり、わずか1日天下ということになった。
かの光秀公は三日天下と言われたが、3日と持たなかったのである。。。
まあ、それでも、まだまだシーズン半分もいってないのだ。今から首位だの2位だのと騒いだところで、ほとんど意味がないだろう。
それでも。
あの1998年の優勝以来なのであるから、なんとなくソワソワするのは致し方あるまい。
1998年。
あのとき、私はひたすら毎日開発に勤しんでいた。作り上げたシステムは、最初は不安だったが、そのうちだんだん売れ始めた。
上場準備していた山一證券が、我が社よりも先に破綻してしまうという事件が前年に起こって、やむなく仕切り直しということになったが、そこで新たなパートナーが現れて、なにやら先行きに光が差してきた頃だった。
妙に明るくなってきた毎日に、横浜優勝のニュースが重なり、どこか浮ついた雰囲気が出てきたことを思い出す。やがて、ITバブルの波もあって、まるで流されるように会社の業績があがっていくのだった。
なんとなく、落ち着かない日々。
今となっては、なにか懐かしいと同時に、一見順調に見える公私ともに実は危うさを秘めていると、どこかで気がついている自分もいたと思い出す。ただ、そこに目を向けていなかった。大いに、若かったのだなあ。
ベイスターズは、それ以来、優勝することはなかった。チームは瓦解し、オーナーが変わり、弱小球団に戻った。魔法が解けたのだ。