Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

酷使問題

我がベイスターズは、昨日はカープに負けてしまいましたが、それでも首位巨人とわずか1ゲーム差。ひょっとして8月首位だと、なんと20年ぶりなのであります。妙にソワソワする自分がいます(苦笑)。

 

で、その巨人なのですが。

エースの菅野投手の調子がイマイチですねえ。もちろん、好投手に変わりはありませんが、一時の絶対的な信頼度はないように思いますね。

原因は、ずばり「酷使」でしょう。

昨年の高橋監督もなんとかAクラス入りをかけて、エースの菅野投手を終盤はばんばん中5日で投げさせた。

そして今年の原監督も、開幕ダッシュに成功しましたが、先発の軸は菅野投手で中5日。

日本の投手で、中5日でずっと投げると疲労が蓄積して成績が落ちる、というのはどうも本当のような気がします。

だいたい、今のローテーションは中6日で回すことが多いようですからね。

1日の休みをはさんで先発6人で回すと、ちょうど一週間に一回の登板になりますから。

 

で、メジャーはなんと中4日が多いですね。ショウヘイ・オオタニは二刀流なので、特例で中5日です。(笑)

よくメジャーは投げ込みしないと言われますが、そりゃそうですよね。中4日で怪我なく登板(MLBは160試合なので年間30試合以上の先発)するとなれば、無駄な投げ込みはできません。

登板翌日もノースロー調整が普通で、その翌日も遠投とキャッチボール程度、翌日にやっと捕手を座らせて、少ない球数で調整。

登板前日も翌日の試合を考えて無駄な消耗はしないわけですので、ほんとに投げ込みする暇がないわけです。

日本人投手が成功するには、まずこのローテーションに慣れる必要があるので、大変なことです。

 

さて、話は最後に高校野球で。

中5日で疲労が蓄積、中4日だとメジャー級、中3日だと「特攻回転」なのですが(笑)じゃあ、先発した次の試合も先発、連投連投の場合はどう言うのか?

英語だとカンタンで「クレイジー」ですね(苦笑)

 

いろんな考え方があると思いますが、たった一つ、「プロの選手でもやらない、やれない」ことを高校生にさせて「美談」とか「感動ポルノ」にするのは、どうにも理解できませんねえ。

壊れるでしょ、ふつう。

「本人が出たがるから」そこを冷静に判断するのが指導者だろ、と思うんですけどね。子供に引きずられてどうするんだろ、とね。