一昨日の台風による大雨は、特に千葉県あたりではかなり被害を出した。茂原といえば、ふだん私が遊びにいくサイクリングコースから、そんなに遠くはない。
実は、ライブカメラでふだん走る川や湖沼の水位を確認したりしていたのだが、ちょっと怖いぐらいで、さすがに誰も人がいない無人の風景が続いていた。
そんなわけで、昨日は、ちょくちょく伺っている手賀沼南のたまご農家が気になり、無事を確認してきた。
いつもは大津川流域から手賀沼農免農道に入るのだが、大雨のあとなので、大津川流域の路面は難しいだろうと考えて、柏市の丘陵地帯を抜ける道をナビで設定した。
いつも通り市川橋から国分川に入り、五香十字路まで軽い坂を上がって、そこから逆井緑地へ。ここでいったん休憩し、そこからは丘陵地帯の中の細い道を抜けるように走る。
ところどころに水たまりが残り、泥濘になっているところもあったが、ランドナーなので気にせず走る。ロードではこうはいくまいし、長い泥除けは泥を気にしなくてもいい。ランドナーの独壇場で、実際にほかの自転車を見かけなかった。
たまご農家は無事だった。いつものおばさんの笑顔にほっとする。沼南地帯は昔から水害が多く、あちこちに水塚が残っているくらいなのだが、そのぶん早くから強力な排水ポンプが整備されており、威力を発揮していたようだ。
無事にたまごを購入して帰路についた。
小さな山道のなかの農家の玄関先で、放し飼いの鶏が遊んでいるのを見て心がなごむ。近寄って写真を撮ろうとしたら逃げられてしまった。脅かしてごめんよ、と心の中で謝る。
今回初めて走ったルートなのだが、かなり面白い道だった。グーグルマップを使って、ルート検索であえて「徒歩」を設定すると、やっと人が通れる程度の細い道を案内してくれる。気を付けないといけないのは、大通りでかなり細い歩道を指定してくる場合で、あとは未舗装路もある。こればかりは走ってみないとわからないから、現地で確認して、まずそうなら迂回する。そうすると、自分なりのマップが完成するわけだ。これが自分なりの自転車の楽しみというわけである。