先日のポタリングの途中、とある公園で鈴なりになっていたので、ちょいと採取した花梨の実。
ちょっと青いところが残っているので、日に当てて熟成させている。まあ、といっても食べられるものではないので、寝るときの枕元に置いて香りを楽しむ。
果実の香りにも色々あるけど、私見では、香りだけでいえば花梨が一番だと思う。
バラ属なのだそうで、たしかにバラの花のような華やかさもあるが、そこに柑橘系のさわやかさに、わずかの甘さも加わって、まさに完璧。妖艶さのようなものはないですが、それは甘い系の果物ではおなじみなので、あまり重視しないのである。
花梨の香りはまったく邪魔にならず、深い安眠に導いてくれる。
今年は、3年ものの花梨酒を飲み切ってしまった。花梨は、中の種に薬効があって、鎮咳に威力を発揮するので風邪気味のときに良いのだが、普通に飲んでも旨い。梅酒とはまた違う味わいで、花梨酒のほうが爽やかさでまさる。
ひさしぶりに、花梨酒をまた作ろうと思っているところである。