Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

膝の痛みをとってもらう

昨日は、仕事もすこし余裕ができたところで、午後は少し早めに仕舞って膝の治療に行った。おなじみのK先生のところに予約しておいた。

 

K先生は、さっそく私の膝をさわって

「あら、ずいぶん使いましたねえ」と言って笑う。すべてお見通しである。

先生の指摘で気づいたのだが、私の足は右が少し大きい、と。言われてみれば、靴を買った時、いつも右が窮屈に感じる。履いていれば、慣れてしまうのだが。

これは、長年、左膝が悪かったので、それを右足がかばうことを続けていたためだそうである。左膝の20年来の痛みはK先生のおかげでなくなったので、これから少しづつ、元にもどっていくだろうと。

 

先生が足を触ると、筋肉が勝手に緩む。緩んで、動くのが自分でもわかる。先生いわく、緩めて、もとの位置に戻してやるのだそうである。ある箇所が痛むのは、そこの筋肉だけの問題ではないのだということだ。私の膝でいえば、足の甲がまず硬い、そこからふくらはぎが固まって、それが股関節からはじまる大臀筋の一部を引っ張る。そこで足がねじれて、膝におかしな力がかかる。だから、それを取るとおっしゃる。勝手に筋肉が動いて、位置がずれていき、ポキンと音がする。

ついでに、エネルギーいれときます、というので、胸や腰を触ってもらう。まるで温泉のように熱い。以前よりも、遥かに熱く感じる。「今日はめいっぱい、入れておくね」

頭を触られると、クラクラする。おかしな風景が見えて、やばい。

 

施術は1時間弱でおしまい。

立ちあがると、足がぽきぽきと鳴りまくって止まらない。K先生も笑っている。歩いてみると、なんとなく、歩き方がふだんと違う。他人の足のように感じる。

 

帰宅して、シャワーを浴びると、あっという間に深い眠りに入ってしまう。

今朝起きてみたら、膝の痛みはほとんど消えている。わずかに、残る鈍い痛みがあるが、昨日までのようなピリッとくる痛みはない。鈍い痛みも、気にならない程度だ。昨日を10とすると、今日は2くらい。

 

これから加齢による故障と向き合っていかないといけないだろう私の人生にとって、K先生と出会ったことはまさに宝物である。先生の不思議な法術は、何も比べるものがない。神仏の力と先生はおっしゃるが、まさに神業である。

ほんとうに、有り難いことだと感謝している。