Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

多少のリスク

昨日は、事務所内で新サーバを立てて、その動作テストをしていた。どうやら、想定どおりに動いているらしい。ふむふむ、やればできるじゃん!と、少し嬉しくなった。

 

新サーバと書いたが、本当は新でもない。10年前くらいのシロモノで、処分しないでたまたま持っていたものだ。

実は、私のやっている調査系の仕事で、外注先の条件が昨今の物価高の反映のためかどうか、かなり厳しくなってきた。先月やった業務の利益計算をしてみると、薄利もいいところで、ほとんどボランティアに近い状況になっていることが判明したのだ。

しょうがねえなあ、、、、と思っていたが、ふと、昔使っていた技術を思い出した。あれを使って、今の環境と組み合わせたら、外注先を使わなくてもやれるんじゃないか?という思いつきだった。

で、お蔵入りしていた古物サーバを引っ張り出して、復活の呪文をむにゃむにゃと唱えて、あれこれいじってやると、、、、おお、できた!ちゃんとできるじゃん!という話になったのだ。

 

実は、こんなアイディアは前からおぼろげにあった。しかし、実際にやる機会がなかったのだ。当時の親会社は、とにかく安全第一、ナニカあって文句を言われるのが嫌だということで、保守的な判断を優先していたのだ。

しかし、もはや独立したので、親会社の方針はない。もちろん、資金もないわけだが(苦笑)必要は発明の母である。創意工夫で、金のないのをどうにかする。思えば、そんな仕事ばかりやってきた。他人に言わせると「トンチ」なのだが、そういうことが好きなのだ。

 

仕事で、もちろん信頼は大事である。しかし、一方で、多少の不確かなことでも、やってみる姿勢がないと、進歩がないと思うのだ。万一それでやらかしたときは、当然に取引先の怒りを買って、最悪「出入り禁止」を食らうので、もちろん慎重に事前準備はする必要がある。しかし、とにかく事なかれ主義で、危なそうなことはしません経営では魅力がないし、面白みもない。そのへんのバランスが、一番大切なのだと思う次第。

 

ま、ともあれ。

これで、かなり利益率は改善されるだろうし、外注先の事情に左右されなくて済む。

何よりも、多少のリスクをとる面白さを、いまだにこの仕事で感じていられるのは有り難いことだと思うのである。