全国でも珍しい、市街地にある「逆井のカタクリの群生」。昨年、実際に見に行って驚いたのだが、しかし、やや時期を失しており、カタクリの花がポツンポツン、、、という感じだったので残念に思っていた。群生なのだから、ほんとうに花が群生している有様を見たいと思ったのだ。
この週末は、天候が一転して快晴、気温もぐんぐん上がって28度。これは間違いないと思って、自転車で逆井に向かう。
いつものルートで、市川橋から国分川をさかのぼり、五香十字路を抜けて、一路、柏市の逆井へ。到着したのはお昼時だったが、なんと、臨時駐車場までできていた。さぞ大群衆が、、、と覚悟したが、さにあらず。見物客はポツンポツンと点在するだけだった。しかし、アマチュアの爺さんカメラマンが何人も、一眼レフを三脚でベストポイントに据え付けて動かないのには、少々閉口する。一般の見物客の迷惑である。あれは、撮影時間の制限をつけるべきであろう。撮影が終わったら、すみやかに三脚は撤去してほしいものだ。そういえば、電車の鉄ちゃんカメラマンもそうであるが、カメラマンという人種が往々にして自己中心的な思考に陥るのはなぜだろうか?言いたくないが、プロ写真家も同様の人柄の方が多いように見受けられる。。。
ようやく、なんとか少し離れた位置でスマホでカタクリの可憐な花を撮影できた。
本来、早春の深山に咲く花である。こんなところで見られるのは素晴らしい。
ここは、大津川の崖線になる丘陵で、その丘にずっとカタクリが咲いている。壮観である。おおいに満足した。この花は、10日ほどできれいさっぱり散ってしまうのだ。まさに、春の一瞬の魔法である。
カタクリを見て満足し、ついでに手賀沼まで足を延ばして、今年初めて農家で卵を買う。なんと、今の時期だけの初卵がある。春になって、去年から育ててきためんどりたちが、一斉に生まれて初めての産卵をするのだ。すこし小さいが、味は格別という。それを買い求めて、ついでに、農家の隣の空き地で休んでいたら、良い具合の土筆がたくさん生えている。土筆を少し収穫した。
帰路は、手賀沼から大堀川を経由、豊四季を抜けて富士川沿いに走り、南増尾を抜けて再び逆井に戻るルートを初めて走った。いつもの坂川沿いルートよりも、変化があって面白い。
距離は90kmちょうどだった。
帰宅してから、土筆を初卵と合わせて、卵とじにして食べた。卵が甘く、土筆のクセが何もわからない(笑)野草を食べてるはずなのだが、、、まあ、とても旨いわけなので、別にいいか。
なんだか、春尽くしの週末であった。
さて、今週は、いよいよ桜である。