Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

仕事するのにオフィスはいらない


昨年末の最後に読んだビジネス本。
紅白でいえば「大トリ」である(笑)で、実際に、オオトリの価値はあったように思う。

最近ではモバイルや無線LANスポットも整備され、クラウドサービスも普及してきた。
ホワイトカラーの仕事は、ほとんどがコミュニケーションをとること、ドキュメントを書くこと、読むことである。
となれば、すでにオフィスに行く必要すらないのではないか?

さらにいえば、そもそも会社に所属する必要もないのかもしれない(ただし、そういうスキルがある人にとっては、だけど)
そういうワークスタイルを、著者は遊牧民の生活になぞらえて「ノマドワークスタイル」と呼ぶ。

後半では、著者がノマドワークスタイルを実践する中で、特に有用なツールを紹介している。
いずれも実践的なもので、私も大いに参考になった。
まあ、まだツイターにはついていけないわけだが(苦笑)

評価は☆☆。
これは、なかなか面白いのじゃないだろうか。

少し距離が遠くなったのと、寒いので、朝は通勤電車に乗ることが多い。
いつも思うのだが、この民族大移動は不思議である。
首都圏では、多くの住民が千葉、埼玉、神奈川といった「東京県民」と言われるようなベッドタウンに住んでいる。
で、代わりに、夜の都心の人口はひどく少ない。
オフィスの場所をこれらのエリアに稠密にばらまいてしまったら、たぶん皆の通勤距離は短くなり、大いに省エネになるだろう。
最初から都心に人を住まわせてしまえば、通勤地獄は解消する。
そして、都心の地下が高くて、人が住めないのは、地価が高いからである。なんで地価が高いかといえば、そりゃオフィスが集中しているからだ。
オフィスをばらまけば、自然と問題は解消するのだが、なんかうまい方法はないもんだろうかね。
少なくとも、単に電車を増発します、なんてことで解決できる問題じゃあるまい。

そういえば、通勤地獄を解消する、と主張していた議員がいた。良いことを言うと感心したのだが、、、ありゃ、民主党だったな。。。
じゃあ無駄だな。何を言っても「長年の自民党政治の結果が100日やそこらでどうにかなるはずがない」と言うだけだろ(苦笑)。
選挙前は「まかせとけ」という話だった(笑)
せっかく与党になって、主な主張は野党批判。つまり、実は自民党が解党してなくなってしまうと、責任をおっかぶせる先がなくなって困るわけである。
あ、まあ「過去の自民党のせい」だと主張する手はあるな。
なるほど。過去の批判で正当性を担保する手法が、お隣の国とどこかとそっくりだわな(苦笑)
だめだ、こりゃ。