Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

小泉「お子様」批判報道を批判する

次回の衆議院選挙は、まさに戦後初といって良いくらいの「民主主義」の真価を問われる選挙になる。
国民は、真の意味で「政治判断」を迫られることになる。

ところで、選挙になるたびに、投票率が話題になる。今回は投票率が低かったから野党不利だとか(○○学会が有利だとか)これでは国民の民意が反映されないだとか。

このように低投票率を招いている原因は、実はマスコミにあると思う。
昨日もTVを見ていたら(このTVなるもの、PCを上回る悪魔の箱なので、なんとか見ないようにしているんだけど)揃いも揃って
小泉首相も子供っぽい」「お子ちゃま解散」
「他にも重要案件が山積なのに」
みたいな政府批判のオンパレードを垂れ流していた。大事な電気を使って公共の電波を使って、こんなバカ視聴者の声を流す意義がどこにあると言うのか?
こういう放送を見ると、私のごとき単細胞は「政治とは、くだらない、つまらないものなんだ」と思うようになるのである。そんなことより、デートやレジャーに行った方が良いという考え方が身に付き、いざいざ大事な政策についても、まともな見解なんぞ出てくるはずもない。愚民政策というが、朝日新聞を筆頭に愚民マスコミが日本をダメにしていると私は見る。
とにかく批判だけしておけば、自分が賢い「良識派」だと見えるというあさましさ。くだらん。

我が社の中で、何もしないで批判ばかりしている人材ならば、即クビである。役立たずだからだ。
批判するならば、もしも「批判された相手」が業績を上げたならば、君、引責せよ。
なにもしなければ、失敗もなく、よって失脚もしないというバカなルールが蔓延すれば、会社は活力を失う。新しいこと(改革)をするには、リスクをとらねばならぬ。リスクを批判するだけの人間が大きな顔をするようになってはオシマイなのである。
リスクをとらない無責任を「良識」と持ち上げるから、ますます無責任が増長するのだ。

私は思うが、小泉首相の決断が「お子様」だというのであれば、投票に来て頂かなくてよろしい。
私は政治家ではない。単なる、一市井の偏屈中年オヤジだから、言いたいことを言わせてもらう。
郵政民営化の真意は、政官癒着の資金源と郵政労組の利権の巣窟の大掃除なのだが、はっきり言えば更に反対派が増えるから言えなかった。
郵政労組頼りの民主党は郵政を焦点にできないので、首相が「この程度の改革ができなくて、他の改革ができるのか?」と逆に詰め寄ったわけである。(つまり民主党は、小泉内閣以上の改革はできないだろう)
ここに至り、首相はついに決断した。
森元首相に解散を諫められた小泉首相は「殺されてもいい、改革を捨てられぬ」と答えた。
もはや歴代の腰抜け首相の及ぶところではない。
つまり。本当に、身辺に危険の及ぶ噂があったということである。
この覚悟をみよ。

「今、急がなくてもよい。手法が強引」だという。
しからば、前回選挙の公約は何であったか?「郵政民営化」ではないか。これほど、すっきりした手法が他にあるというのか?
そして、「急がなくてよい」という理由で、今までいくつの改革が棚上げにされたか?
今度はだまされぬ。

今までと同様、ただ上っ面の批判を垂れ流していれば正義面(または賢しらげに)できると思っているのなら、その手は今回は通用しない。今回は、そのものズバリ、民意に政治判断を問われている。
マスコミは、まだそこが理解できていないのだ。
小泉「お子様」批判には、今回の法案に対して「棄権」した議員と同類の無責任さのニオイがする。
自分が傷つきたくないという、ムシの良い行動原理。だけどさぁ、フラれるのを覚悟しなきゃ、恋愛だってムリってもんだ。。。私が言える事じゃないな(泣)

ブログを見よ。実に多くの方が、「民営化支持、小泉支持」を表明しておられる。この声がなぜ報道されないのだろう?
マスコミのどこが民意を反映しているのだろう?だから偏向報道と言われるのだ。
だって、偏向してるんだから(ああ。。。)

私のブログにコメントを下さっている皆さんのご意見、ブログを拝見して、私は非常に嬉しくなった。
少なくとも、まともにキチンと物事を考える理屈のわかる方々が、こんなにいらっしゃる。
なんと有り難いことか。
まだまだ、日本は大丈夫だ、と信じたいのである。