Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

弟の愛犬死す

弟が可愛がっていた犬(柴犬)が死んだ。
一昨日、連絡があった。12歳であった。

犬も、高齢になると癌にかかるものらしく、肝臓に腫瘍がみつかり、手術をしたそうだ。
一時はガリガリに痩せていたが、それから持ち直したらしい。
今年のお盆に帰省したときは、元気を取り戻し、食欲もあった。「これなら、なんとかなるか」と希望をもったものである。

しかし、その後、急激に容態が悪化したらしい。
最後の1週間は、まったく餌を食べなくなり、流動食にしたようだ。
これはいよいよいかん、というので、うちの母親と、よく面倒をみて一番懐いていたお姉ちゃんが、ずっとついていたのだという。
うちの母親が、洗濯やら食事の準備で、少しだけ出かけたときに死んだ。
お姉ちゃんが看取ってやったそうだ。
犬も、孤独で死ぬのは嫌だろう。
可愛がってくれたお姉ちゃんがいてくれて、よかったと思った次第である。

犬も猫も、残念ながら寿命は短い。
彼らは、人間と一緒に生きて、最後に身をもって命の終わり方を教えてくれる。
生きているものは、皆、この運命を逃れることはできないのである。

だから、生きている間が、とても大事なのだと思う。
あの憎たらしいあいつも、いとしいあの人も、みんないつかは死ぬのである。
もちろん、屁理屈こねている自分もである。

人生は、はかなく、そしていとしいものだと、思った次第である。

うちの猫は文字通り「猫かわいがり」しておりますが、それも今のうちだけのこと。どれ、もっともっと、可愛がってくれようかい(笑)