谷垣さんの回復をお祈りします

自民党幹事長の谷垣さんだが、サイクリング中の事故が思ったよりも重症のようで、早期復帰は難しいらしい。
なんでも、頸髄損傷で手術を受けられたのだとか。
一応、ベッドの上でテレビを見たり、週刊誌を読んだりすることは出来ているようだから、大事ないかと思っていた。
どうやら、そういうわけにはいかないらしい。

谷垣さんは自民党の下野の時代を支え、第二次安倍政権では幹事長を務めておられる人で、個人的には「損な役回りを黙々とこなす」印象があった。
財務省出身で、もちろん財務に明るく、増税推進派である。日本の福祉費用の財源を考えた場合に、賛否を別にして、これはこれで誠実な態度であると思う。（別の動機で増税推進の人もいるので話がややこしい）

趣味が自転車であるのは有名で、自活研議員連盟および日本サイクリング協会の会長である。
交通行政として、自転車交通にも熱心に取り組んでおられた。

皇居近くのコース内での事故らしいが、詳しいことは分からない。
パレスサイクリングなら、そんなに危険な箇所はないと思うが、どうだろうか。
九段あたりの下り坂は、結構スピードが出るので、皇居の周りを周回中だったのかなあ、などと思う。

自転車に理解があり、議員としてもトップクラスのキャリアを積んでこられた政治家である。
自転車乗りに落車事故はつきものなので、最初は「あはは、またやっちまったねえ。仕方ねえなあ」くらいに思っていた。
ここまで重症だと、だんだん洒落にならなくなってきた。
後遺症が心配される。

７１歳にしては、お若い印象があった。自転車で運動していることが良かったのだと思う。
その自転車で事故に遭遇されるのは、なんともやりきれない思いがする。
体力はまだまだ充分にある、と信じたい。
ともかく、一日も早いご回復をお祈り申し上げるばかりである。