泥沼

言うまでもなく巨人の話であります。
ついに、ミスターの記録を抜いて１３連敗。
負け方もひどいですねえ。

私は、アンチ巨人です。
大学時代からの大洋ファンで、そのまま一応ベイスのファンですね。

とにかく、巨人はカネがあるわけですよ。
で、世の中、たいがいのことはお金で解決します。
つまり、巨人はカネがあるので、強いわけです。
ところが、その巨人も、貧乏球団の広島や横浜に負けることがあるわけで「カネがあっても、なんでもできるわけじゃない」という良い見本になるわけです。
「ざまあみろ」
とビンボー人の私は思うわけでありました。

ところが。
ここまで負けてきますと「カネ持ちが負けやがった、ざまあみろ」とも思えなくなってきますなあ。
むしろ「カネを持っているから負け。良い選手を買いすぎたから負け」
みたいになります。
なんと、金持ちだから勝てない、となるわけです。
これは、とても困る事態です。
なぜなら、金持ちは、資金力があるから何でもできる、それゆえに悪い奴らであって、諸悪の根源であるという思想（その極端なのがユダヤ金融資本による陰謀論ですね）が、根本的に揺らぐからです。
そう、アイデンティティの危機、なんですよ（苦笑）

これは困った。
巨人が負けたときの快感がなくなってしまいます。
ゆゆしき事態です。

敵役がダメだと、盛り上がらないのは、ドラマと同じ。
アンチ巨人ゆえに、巨人の復調を祈るという、ワケのわからん結論になってしまいました。。。