今年も、玄関先の花桃が咲いてくれた。
ささやかな拙宅のシンボルツリーである。文字通り桃色の小さな八重の花が愛らしく、良い香りがする。
この猫の額のごとき拙宅を購入した時に、記念に植えたものだ。
よって、10年生である。
この桃の品種は照手水密といって、小さいけど甘い実が出来る。
普通の花桃の実は食用に向きませんが、これは別格なのである。夏に、この実を冷蔵庫で冷やして食べると幸せなのである。
ところが、この実が食えるということに感づかれたらしく、ここ数年は「もうすぐ収穫」という時期に、一夜でごっそりなくなるという事件が立て続けに起こったわけで。
昨年は、ネットを掛けておいたら、まあ半分くらいは残った(笑)
今年も食べられるか、と。
花の鑑賞もそぞろ、なのでありますなあ。