Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

トランプに勝ったのはコロナ

どうやらバイデンの勝ち、のアメリカ大統領選挙

まあ、まだトランプが諦めていないので、しばらく揉めそうではあります。

 

つらつら考えていたのは「なぜトランプは負けたのか?」です。

マスコミが言う「分断」だとか「孤立主義」だとか、あまり腑に落ちないんですよ。

だって、アメリカ人が「トランプは国際的に孤立している、これは良くないからバイデンに入れよう」とか、考えると思いますか?「世界史」を、コロンブスから始める国ですよ(笑)んなわけ、ないでしょうが。

「分断」だってそうです。その証拠に、勝った民主党支持者が「共和党支持者と一緒に連帯しよう」と考えているとは思えませんね。実際に、トランプを叩いて勝とうと思っている連中が、分断を気にしたという説明はまったく意味不明だと思うんですね。

 

で、トランプはコロナ前まで、経済絶好調だったわけです。おまけに、任期中に戦争もしていません。

私が国民だったら、とりあえず平和で景気が良ければ、そりゃ良い政治だと思いますよ。

トランプ自身もそう思っていたから勝利すると思ったんでしょうし、実際に7000万票を集めたわけです。

では、反トランプで考えて、一番だめなところは何だろうか?

思うに、やっぱりコロナ対策の失敗じゃないかと思うんですね。経済優先で、コロナ軽視したから、たくさんの死者を出した。これは失敗だろうと。

 

ここから、歴史のifなんですが。

もしも、トランプがコロナ対策を重視していたらどうだったか?

コロナを抑え込むということは、どうしたって経済活動を抑えるしかないわけです。つまり、米国始まって以来の景気にブレーキをかけるしかない。

意図的に経済を悪化させた上で大統領選挙に臨むことになる。

そうしたら、もっと負けたんじゃないかな、と思うわけです。

経済が良い、というのがトランプの「売り」ですからね、それがダメになったらトランプを支持する理由がない。

 

そう考えると、実はコロナ禍に襲われた時点で、どっちにしてもトランプは負けなんじゃないか。

トランプに勝ったのは、良識だの反分断だのといった理念じゃなくて、実はコロナだった。

そういうことになるんじゃないかな、と思ったわけですねえ。