Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

蕁麻疹治療も進歩していた

コロナの回復後に、いろいろな後遺症で悩まされたことは既に記述したとおり。

その中で、相当参ったのが、実は蕁麻疹である。

 

子供の頃は蕁麻疹をしょっちゅう出す子供であった。そのたびに、病院にいって投薬をもらったり、でかい注射を打たれたりしたが、それですっきり収まったという記憶がない。まさに「気休め」であった。

これは中学生になっても続き、高校生になって以後も、やはりたまに出るという状態であった。当然にかゆみを伴うわけで、そうなると勉強どころではなく、寝るにも寝られず。かゆみに負けて掻くと、ますます蕁麻疹は拡大する。まさに気力体力を消耗する。

 

大学生活で上京したとき、またも蕁麻疹。当時、江古田に住んでおり、近所に古びた漢方薬局があった。そこのおばさんに相談して処方してもらった漢方薬を飲んだら、あら不思議!以後、蕁麻疹がでなくなった。私は漢方を信じるほうなのだが、それはこの体験によってである。

 

で、蕁麻疹のことなどすっかり忘却して、還暦前に再び蕁麻疹に悩まされることになった。漢方薬はネットで買えるものの、すぐには届かない。薬局というのは発送がなぜか日本郵便で、宅急便のように翌日夜に即配達とはいかない。日本郵便は不在票を入れていったん持ち帰りしかしない(日本郵便の本社にこの問題で提案をしたことがあるから、よく知っている。三大宅配業者は全部本社で会議にかかった。ただし、守秘義務があるので詳述できない)

 

こちらは、夜はひどいし、昼間も痒い。たまらないので、ダメ元で近所の開業医をたずねた。一応、看板には「内科、皮膚科」とあって、蕁麻疹は守備範囲らしい。

その町医者は私の患部をみるなり「ああー、こりゃ出てるなあ。ま、薬で収まりますから」と簡単に言う。

この医者は古い医者で、院内処方で会計時に薬をもらっておしまい。安い。

で、この薬を飲んでみたら、なんと神薬であって、たちまちピタリと蕁麻疹が収まったのだ!

どうも調べると、蕁麻疹の抗ヒスタミン剤の「第2世代」というやつで、私がかつて「気休め」と思っていた第1世代の薬よりも効果が卓越、しかも容量も少なくて済むのだという。

看板に偽りなし、素晴らしい医学の進歩であった。

考えてみれば、私が漢方薬を頼ってから、四半世紀の時が流れている。

その間に、西洋医学も大いに進歩したのである。

 

かくして、私は安らかな眠りを取り戻した。おかげで体力は回復基調にある。

コロナの後遺症のおかげで、医学の進歩を実感することになった。

現代医学も、そうバカにしたものではないと深く感じた次第ですなあ。