Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

「我が国の社会問題」なのだ

マスクを外しても良いです、となりましたが、実際にはまだマスクが圧倒的ですね。

「日本人は変化への対応が遅い」「同調圧力が」などと申しますが、冷静にみて、今は絶賛花粉症の時期であることを考えなければならない。花粉飛び散る中、ノーマスクでは死んでしまうという人が多数おるのです。

 

岸田首相は14日の関係閣僚会議で花粉症について「我が国の社会問題」だとして対策を指示しましたが、、、どうも、いつもの花粉症治療に補助金というバラマキで終わりそうです。なんだそりゃ。それって、対策ですか?

 

花粉症による経済損失は各種推計によりますと、年間7800億円とも言われております。たいへんな損失である。これを社会問題ととらえることは、間違いではないと思います。

で、どうするか?「くさい匂いは元から絶たなきゃダメ」と昔のCMで言っておりました。言うまでもないですが、花粉症の元凶は花粉に決まっております。

なかでも、我が国の森林において、杉は18%、ヒノキが10%占めてほぼ3割がこの2つの樹種で占められております。戦後、国がこれらの植林を推奨したからですね。

杉は育ったけど、外国産の木材に負けて、市場に出しても赤字である。伐れば赤字なら、伐らないほうがマシなので、そのまま。これが毎年、花粉をまき散らすのです。

明らかに林野行政の失敗ですが、それを国が詫びたところを一度も見たことがありません。で、今度はありがたく、治療費を補助するという。そのお金は税金です。

税金を取り上げて、さんざん間違った植林に使った挙句に、感謝して治療費を受け取れという。そのお金は、もともと国民のものなんですが。

 

杉を伐ればいいので、今でも造林補助金というのが出ております。しかし、この補助金、間伐や伐採だけではなくて、植林にも出ます。ええ、もちろん、杉を伐って、また杉を植えても補助金がでるわけですね(苦笑)

 

日本の行政は、一度予算がついて始まると、ぜったいに止まらないのが特徴のようですね。八ッ場ダムは最終的に有用だということで完成になりましたが、有明海の水門しかり、高速道路しかり。その後の状況変化は関係ないのです。いつまでも公金の支出が続くのです。そこには、たくさんのOBが退職金をもらっていますからね。

 

私は花粉症ではないのでくしゃみも咳もでませんが、ため息だけは出ます。。。