Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

前歯の修復を修復する

昨年末の自転車事故で欠けてしまった前歯。2本とも欠けたわけですが、うち1本は差し歯でした。その差し歯の修復が取れてしまい、本日は「修復の修復」で再び歯医者へ。

 

歯医者いわく「一度欠けた箇所を修復はするけど、やっぱり強度は出ないので、欠けやすくなります」とのこと。では、いっそ差し歯をやり直すか?ということなのだが、それも安易には勧めないとのこと。というのは、土台の歯を再び削ることになるので、今のようにしっかりとくっつくかという懸念が出てくるためだ。何度もやるものではないらしい。ではインプラントに、、、、話がどんどん大げさになるわけだが、私のようにこれから老齢化が進む人は、当然に歯茎が痩せてくるという状態が想定されるわけで、これもドライソケットなどの危険もある。

まあ、今の差し歯を修復しつつ使うのが良いでしょう、、、という結論なのだ。

ちなみに、差し歯は当時、自費でセラミックでつくったやつで、考えてみれば20年も収まって使ってきたが、調子は最高で、自前の歯とまったく変わりなく噛める。素晴らしい仕事で、この歯医者は隠れた名医だと思っているのだ。茗荷谷のS歯科である。

 

日本人は、どうも「根本的な対策」が好きだ。なにか行き詰まると、必ず「この際、いっそガラガラポンで」と言い出すやつが出てくる。なにかの不具合には、そうなった根本的な原因があるのだから、それを対策すればいい、、、日本人の思考は仏教的な「因果」なので、けっこう科学的なのだ。

だが、ひとつ、落とし穴がある。つまり、世の中のは、解決可能な問題よりも解決できない問題がはるかに多いということだ。無理に解決しようとすると、今のイスラエルハマスのようになる。解決しないまま、適当にごまかし、折り合いをつけてやっていくことが必要な場合だって、結構多いのだ、、、

と、前歯を治してもらいながら考えた。

なんのこっちゃ(苦笑)