Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

花粉症で現代医学を実感する

ついに花粉症になった話を昨日書いた。で、ヴェポラッブ作戦で対処していたわけだが、この作戦には重大な欠陥がある。自転車に乗った場合、ほぼ無力なのである。

 

調べたところ「ヴェポラッブ作戦」はそれなりに合理的で、実はヴェポラッブに含まれるワセリンの働きなのである。ご存じ、ワセリンはべたべたしているので、あれが鼻孔に入る花粉をかなり吸着してくれるのだ。結果、花粉量が大幅に減って症状が抑えられる、、、実にシンプルな作用である。よって、別にヴェポラッブでなくてもワセリンであればよいのであって、メンソレータムでもいいし、日本薬局方白色ワセリンでも同じなのだ。

しかし。。。自転車に乗った場合は、当然その速度によって鼻腔内に入る空気量は飛躍的に増大するので、ワセリンで吸着される花粉量ではとうてい追いつかず、鼻水ダラダラ状態に陥るのである。これは困る。自転車通勤も困るが、週末のサイクリングなど、考えもつかないことになる。

 

で、昨日、意を決して近所のクリニックに行った。見たところ、私と同年代のベテラン医師は、私から症状を聞き、素早く鼻孔と喉、舌を確かめ、発熱がないことを確認してご託宣を下した。

「花粉症、でしょうな」

そして、処方薬をくれたのである。この近所の、いったい何代目だかわからない医院は、いまどき院内処方であり、その場で薬をくれるのだ。素晴らしい。

 

そのもらった薬はメーカー名を聞いたこともない、立派なゾロであったが、医師から言われたとおりに夕食後に服用した。

効果は劇的であった。

就寝前も、今朝も、そして自転車通勤で職場に来る間も、すこぶる快適で花粉症など、まったく問題にならないのである。現代の医学は、なんと素晴らしいことか。

 

かくして、18歳で上京してから40年以上の時を経て、すっかり野生を忘れた私は、このすばらしい現代医学を崇め奉っている次第なのである。