Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

とんち酒場

本日は、すっかり足の痛みもなくなった。痛みの原因は炎症であるから、早めに対処して炎症がひどくならないうちに抑えると回復が早いのである。我慢すると、よけいにひどくなるのだ。ちょっとの痛みで大げさに痛み止めを飲むのが、この場合は正解だということなのである。忍耐は美徳にあらず。

 

そこでふと思い出したのだが、東京の深川のあたりは、あまりチェーン店の居酒屋が繁盛しないエリアである。戦後からやっているような個人店が強くて、しかも安い。ここらに来ると、チェーン店が安くも美味くもないので、客入りが悪いのだ。大手のチェーン店がよく撤退する光景を見かける。

そんな深川エリアなので、新店が開店するときには、周囲の価格に負けない安価で提供せざるを得ない。したがって「おいおい、今は令和だぞ?!この値段は昭和じゃないのか」などという、焼き鳥1本100円みたいな店がオープンすることになるのだ。

そんな店には、とりあえず偵察に行ってみることにしている。

で「とりあえず生」を頼む。すると、1杯300円以下という、おかしな値段が出てくる。調子にのって、おかわりを飲む。酔っ払って変えると、千円ちょい。ま、いわゆる「せんべろ」になっている。

この「せんべろ」だが、先日、ふと気がついたのだ。この「ナマ」なんとなく、、、ちょいとクセがあるような、、、で、その「ナマ」の樽を見た。そこには「サントリー金◯」と書いてあったのだ。そう、テレビでコマーシャルやっている「◯麦」である。

そこで、理解したのだ。

そう、メニュー表には「生」とあるけど「生ビール」とは書いていない。つまり「生◯麦」だったというわけだ。まあ、この値段で出すには、そうしないと無理なんだろうと納得した。

それにしても、まるで「このはしわたるべからず」のとんち話を思い出すではないか。お前は一休さんか?と店のオヤジに言ってやりたくなる(笑)

 

で、面白いので、知人が来るたびにその店にいって、このネタで笑って飲んだ。いくら飲み食いしても、ひとり2千円を出ることはなかった。

 

何が言いたいかというと。

つまり、そこでさんざん飲みくいしたときには、足が痛くなるとは、ついぞなかった、ということなのである。本物のビールが大敵なだけで、ニセモノ、、、いや失礼、「生」は大丈夫なのだ。

つまり、結論。私の身体は、実に安物向きにできている。。。そういうことである。