Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

都内の懐かしポタリング

今日は好天であったが、洗濯を片付けて布団を干して、さて、、、と思ったが、どうも自転車で100㎞軽くいってくるか、という気持ちにならない。先週、ちょいとオーバーワークで右膝痛を発したので、今週は少し控えるか、と思ったのである。そこで、趣向を変えて、いつもは走らない都内方面を軽くポタリングしようと思い立った。

 

まずは、堅川サイクリングロードを使って錦糸町に行き、そこから秋葉原へ抜ける。

私が好きだった2000年代のアキバの面影はもう薄いが、わずかに芳林公園のあたりに名残がある。パーツショップやジャンク屋が軒を並べる。そこを自転車から降りて、少し歩いた。懐かしいラボの写真をとる。

ラボ2023年5月

そこから、坂を上って東京ドームに抜け、護国寺を経由して大塚公園へ。

大塚公園で休憩してから、40代のころの通勤ルートを走って赤羽に抜けようと思い立つ。

大塚から巣鴨地蔵を通り抜けて王子、名主の滝公園の前を走る。

名主の滝公園2023年5月

土曜日の出勤の帰りに、この公園でのんびりしたのを思い出した。

東十条の西村賢太先生終焉の病院前を通り、赤羽へ着いて昼食。久しぶりに「福しん」に行こうと思ったら、なんと、閉店している。赤羽一番街は昼飲みの居酒屋が軒を連ね、昔とは様変わりだ。しかし、私に言わせれば、そんな「せんべろ」をやっていたのは「まるます屋」くらいのもので、あとの店は往時になかった。ブームをあてこんだ新参者が、さも昔からやっている体で営業しているのである。まあ、昼酒飲めればなんでもいいので。これはこれでアリなのだろう。

こっちは自転車なので、昼酒くらって事故は嫌だから、おとなしく松屋で牛丼の昼食。

そのあと、芝川サイクリングロードを走る。ここで、ふいに懐かしさで胸がつまった。

このサイクリングロードを、毎週のように走ったのだ。夏はバッタの群れの中を、冬は早く落ちる夕日の中を心細くなりながら。あのとき40代で、まだ若かった。今は、還暦で、あの日と同じ自転車で走っていると思ったら、急に時の流れが恐ろしく、昔の自分が愛おしくなったのである。この感覚は、若い頃には感じないものであろう。

芝川を途中で毛長川沿いに折れて、そのまま川沿いを走り、水元公園に至って、少し休憩してから帰宅。

距離63㎞。

 

新しいルートを開拓して走るのも良いが、たまに、昔のルートを辿ると、それは別の趣があることを発見した。昔の通勤路は建物などおおいに変わっていたが、不思議に体がルートを覚えていた。

「なつかしシリーズ」は面白いが、ほかに「懐かし」の地をやると、三軒茶屋とか南青山骨董通りとかになるので、ちょっと浮ついた感じがするし、面倒である。

こんなもんでよいだろうと思っております。