Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

独身率があがる理由

独身率があがっている理由について、たとえば男性の経済的負担の問題や景気問題が原因とする意見がある。
しかし、私はそう思わない。それは、単純な時間短縮による効果だというのが、私の見解である。

昔は、恋愛のゴールは常に「結婚」であった。言い換えるならば、結婚に至らない恋愛はすべて「失敗」である。
しかし、現在は違う。「いろいろあって、自分を磨いて、いい人に巡り会ったので結婚」だと言う。
これは、間接的に「結婚につながらない恋愛」を認めたことになるだろう。

実は、恋愛は楽しい。だから「いろいろあって」が常識になれば、なるべく恋愛が楽しみたいのである。
有る程度の年代を「恋愛可能期間」と考えると、その期間内を多く恋愛に費やすことになる。
これが「晩婚化」の原因である。結婚年齢があがれば、当然、たくさん子供をつくるのは無理だから少子化がすすむことになる。

もう一つの問題は「恋愛可能期間」を長く恋愛に使うと、結婚相手を探す時間が短いことだ。
昔は、すべての恋愛のゴールが結婚であったから、恋愛可能期間のほとんどを結婚相手を探すことに費やしていたことになる。
しかし、現在では、たとえば女性であれば18歳から恋愛デビューしたとして、28歳くらいまでは「いろいろ」あるだろう。そこから、結婚相手を意識する。しかし。。。そう都合良く、理想の相手は現れないだろう。まして「いろいろ」あったおかげで、男性を見る目も肥えているわけだ。
28歳から結婚を意識しても、ぼやぼやしているとすぐ30歳。残念ながら「結婚市場」では、価値が落ちることになる。満足する相手を見つけられる可能性が、ますます小さくなる。ここで「負け犬」の登場である。(自分も「負け犬♂」パターンだな。。。)
相手を見つけてから交際期間を経て、と考えると、どうしたって時間が短すぎる。
一方、この事情を意識すると、なんとか短期間で交際を終わらせ、結婚に至ることになる。
残念ながら、吟味する時間が少ないので、結婚してから性格の不一致に気付いたりする。
よって、「離婚率」があがることになる。

では、どうすれば良いか?
たぶん、なんとかうまい方法で「恋愛」を抑圧すればいいのではないかな?
会いたくても会えない、人目をはばかる関係などは、当人同士が燃えやすいから、結構簡単に結婚に至るような気がするんだけどね。