なじみの自転車屋からタダ券をもらったので、この休日に、東京ビッグサイトで開催されたサイクルショーに行ってきた。
それにしても、自転車業界とは、まことにささやかな業界なのだな、と思った。
ブリジストン、宮田工業といった一部の大手をのぞけば、みんなこじんまりとしたブース展示。
どことなく、ほのぼの感が漂う。
私が目をつけたのは、今となっては古くさいクロモリフレームの自転車たちだ。
個人の工房レベルの出品者も、最近ではアルミやカーボンなどの新素材を使って、大手に負けない性能を実現している。
だけど。鉄を溶接してつくられたフレームが描き出す、繊細な美しさは別格。
ちょいとオールドファッションなスタイルの自転車に、非常にひかれる。
ただ、なぁ。。。650Aランドナー、26HEランドナーにアルミ+カーボンのロードレーサーまで持っていて、この上自転車を増やしてどうするというのだ?!乗り手は一人なんだぞ!
床の間に自転車を飾る趣味は私にはないのである。
自転車は乗ってナンボ、傷がついても年輪、あちこち一緒に走って、新たな発見をしたり途方にくれたり心細くなったりしながら、一緒に暮らす仲間だ。
数ばかり増やしても、良いこともあるまいよ。
などといいつつ、しっかり物欲は刺激されてしまうのであった(^^;)
ああ、次は700Cのスポルティーフが欲しい。。。いかん!考えてはいかん!!
玩具を欲しがる子供を叱る資格は、私にゃないんである(笑)