「震える熱帯」ボブ・モリス。
主人公のチェイスティーンは、元アメフトの選手。偽金づくりの無実の罪で2年間服役。ようやく出所の日に
恋人から迎えのリムジンが差し向けられる。ところが、その運転手は、彼の全財産や社会保障証明書、パスポートまで持ったままドロン。
おかげで無一文となったチェイスティーンは、恋人のいるバハマに密出国して、なんとかたどり着く。ところが、そこで恋人と会う間もなく、殺人事件がおきる。恋人は誘拐されており、身代金要求がされた。チェイスティーンは、恋人救出のため、ボートを使って一味のアジトに乗り込む。
恋人から迎えのリムジンが差し向けられる。ところが、その運転手は、彼の全財産や社会保障証明書、パスポートまで持ったままドロン。
おかげで無一文となったチェイスティーンは、恋人のいるバハマに密出国して、なんとかたどり着く。ところが、そこで恋人と会う間もなく、殺人事件がおきる。恋人は誘拐されており、身代金要求がされた。チェイスティーンは、恋人救出のため、ボートを使って一味のアジトに乗り込む。
ま、フロリダを舞台にした一大活劇、ってところかな。
出来の悪いハリウッド映画のようで、安っぽい展開と安っぽいハッピーエンドが苦笑を誘う。能天気である。しかし、これがフロリダ流というもんなんだろうな。
出来の悪いハリウッド映画のようで、安っぽい展開と安っぽいハッピーエンドが苦笑を誘う。能天気である。しかし、これがフロリダ流というもんなんだろうな。
今年は暖冬で、昼間は驚くほどぽかぽかした陽気の日が多い。そんな日に、この小説を読みながら、酒でも飲んでいると、思いっきりだらんと弛緩した時間が訪れる。
そんな読み方が、ピッタリ来る小説である。
そんな読み方が、ピッタリ来る小説である。
けど、海千山千、百戦錬磨のミステリ読者にはお勧めできませんな(苦笑)あくまで別物。まあ、それでもいいんである。