本日は半年に1回の膵臓チェックの日。
午後からMRIという狭い土管に潜ってこないといけない。
私は閉所恐怖症なので、あれが実に苦手である。
しかし、私は愛猫と暮らしているので、ある日突然私にナニカあれば、愛猫は困ってしまうのだ。というわけで、義務感もあって、やっぱり検査をしている。
潜り込む前に、深呼吸をして神仏の加護を願い、精神を手放して意識を鼻の後ろあたりに置く。集中しないで置いておく感じにする。
呼吸を沈めて、、、おっと、100均で買った安物の耳栓も忘れない。あれがあると、耳元のガンガンという音がかなり小さくなる。
そうして、あとはひたすら、検査が終わるまで耐えるのだ。特に後半の時間が長いなあ。。。
昔、最初に都立大塚病院で受けたときは、あまりの恐怖に全身から汗が吹き出し、まったく無理だった。
それが、一度都内のJRの駅でメニエールの発作のためにぶっ倒れて、駅員さんが救急車を呼ぶ事態となり、その駅の目の前の病院に担ぎ込まれてそのままMRIに突っ込まれた。脳の病変を疑われたので当然だ。そのとき、私は半死半生の有様で目を開けることすらできなかったので、MRIだろうがなんだろうが、皆目わからなかった。
それが最初のMRI成功体験(?)である。
で、一度できたんだから大丈夫だろうとなり、膵臓の嚢胞がみつかって以後、毎度苦手を相手に忍耐と精神統一の日を半年に一度送る仕儀となった。
ま、これもトシのせいといえばそういうことだろう。
今回は大丈夫だろうか、なんとか耐えられるだろうかと毎回思い、愛猫を思い浮かべ、検査に臨むのである。
いい年したオッサンでも、苦手は苦手、こわいものはこわいのだ。
我ながら、がっかりする次第ですなあ。