どうやら緊急事態宣言も解除のようですね。まんえん防止措置に移行するようです。
ここで気になるのは「酒」の行方であります。
東京都では、飲食店に対して「酒の提供を自粛するよう」という、前代未聞の禁酒法を実施しておりました。
まあ、酒を飲めばついつい気が大きくなり、口角泡を飛ばして議論しちゃうとか、あるいは高歌放吟するとか、簡単にいえばマスクを外して羽目も外してツバが飛びまくるわけですので、酒を禁止したのは故なきことではないのです。
しかし、これはちょっと悪辣な面もある措置なのです。
すなわち、東京都としては「休業要請」をしたわけではないので「休業補償」はしない、という理屈ですね。
実際に、居酒屋や小料理屋、割烹、スナックなど、みんな酒なしで営業するのはムリであります。客が来ませんからね。
かくして、実は「酒提供自粛=事実上の休業」という図式があるのです。
そもそも5月の連休対策で「短期間に集中」という名目で始まった緊急事態ですが、当然にすぐ感染拡大が終息するわけもなく、延長して今日に至るわけです。
酒を提供できない飲食店は青息吐息、「もうムリ」でついに酒提供を開始する店が続々、、、なのであります。
そうしたら、昨日あたりは、久しぶりに感染者数が500人超え。
さて、どうするか?といったところなのですね。
政府としては、「もうムリ」はわかっているので、なんとか8時までの時短営業(酒提供は7時まで)で決着をしたい意向のようですが、さて、東京都はどうするか。何しろ、五輪が控えております。再び感染爆発、緊急事態宣言のさなかに運動会では、都民の怒りがマックスになる可能性もありますからね。
不興を買うのを覚悟して酒提供自粛を続けるか。
ちょうど、都議選のシーズンでもありますからねえ。。。。
というわけで、この決着がどうなるか。
左党の一員として、私も興味しんしんで見守っているわけですなあ。