Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

女系論ぞくぞく撤退

自民党総裁選の真っ只中であるが、私の知る限り、「天皇は男系」と明言していたのは高市さんであった。

それが、まず河野さんが「私は女系論者ではない」と言明。

つづいて、岸田さんも「女系天皇に反対」と表明。

これで、有力候補はおしなべて「女系論撤退」で足並みを揃えたことになる。

 

ところで、この「女系天皇論」であるが、その根拠は大きく2つあるようだ。

1,男女平等であるから諸外国の例にあるとおり長子優先で男女関係なくすべき

2,男系に限ると皇室の維持が困難になるから女系も認めるべき

 

まず、1の男女平等論であるが、抱腹絶倒の議論である。

だって、そもそも天皇制とは「人と人は平等」に反する制度である。「人と人の平等」はスルーして「男女平等」は実現せよ、というのである。しかも、そう言っているやつがネタでなく、真顔だったりする!腹いてえ、勘弁してくれー。

なんといういか、自分がナニを言っておるのか、まったく理解していない輩がかほどに多いとはなあ。日本人の将来を憂えねばなりませんな。

 

で、2の継続論である。

この議論は一見もっともであるが、2つの視点を見失っている。

第一に、まず「皇室ありき」と考えていることである。日本人にとって、皇室は大事であるけれども、もしも途絶えたら、それはそれで仕方がないではないか。それは天意でありますぞ。

 

第二に、今まで有史以来1700余年、皇室は男系で繋がれてきて、継続するやり方はちゃんと確立している。

それは側室制度である。もっといえば、一夫多婦制である。

そんな女性蔑視、人権侵害のことができるかという意見がありそうだが、そりゃ仕方がない。先に述べたように、天皇制そのものが人権侵害である。職業なら選べるが、天皇はやめることも原則的には出来ない。税金をあてがうから、ずっとやってろ、という話である。はっきり言えば、これは奴隷労働であるから、人権侵害に決まっているではないか。アホらしい議論である。

 

で、一夫多婦制であるが、これはすでに現代でもすでに実現している。

今、婚活業者の間で話題になっているのが「男不足」なのである。男子のほうがやや多く生まれるのだが、適齢期の男子で、すでに伴侶を求めていない(諦めた)人は婚活市場に入らない。つまり、婚活市場では女性のほうが多くて、男が不足している。

なんでこうなるかというと、現在すでに「時間差一夫多婦制」だからである。

現在では、すでに3組に1組が離婚するが、結婚したカップルでバツイチの男性と未婚の女性の組み合わせが、バツイチの女性と未婚の男性の組み合わせより遥かに多い。

つまり、多数の男が生涯に複数の妻を持つのに対して、女性では複数の夫を持つ人が少ないので、そのような減少が起こるのである。

昔の一夫多婦制と違うのは、同時ではない、という点である。現代でも、同時でなければ、一夫多婦制の批判は避けられる。

この世間のアホな風潮を(時間差あるだけでいいんだからガバガバだ)利用すれば、いくらでも男系維持は可能である。

すなわち、悠仁さまには、おそばに上がりたい女性を断ること無く、片っ端から手をつけていただくのである。で、ご懐妊となれば、すみやかに「さずかり婚」していただくのだ。最近では「できちゃった」とは言わない。便利な言葉ができた。

で、次の女性が懐妊したら、今の妻と結婚を解消し、その懐妊した女性と「さずかり婚」すればよろしい。

今の皇室典範では庶子に相続権がないそうなので、このようにすれば、みな嫡出子となる。

法的にもまったく問題がない方法である。

 

「なせばなる、なさねばならぬ、何事もなさぬは人のなさぬなりけり」

「足りぬ足りぬは工夫がたりぬ」

まことに言葉は便利なものであるよなあ。