最近、あのツィッターを買収して話題のイーロン・マスク氏が日本について言及した。
日経新聞によると
「【シリコンバレー=白石武志】米テスラ最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏は7日、ツイッターへの投稿で「当たり前のことをいうようかもしれないが、出生率が死亡率を上回るような変化がない限り、日本はいずれ存在しなくなるだろう」と述べた。かねて世界の出生率の低下傾向に警鐘を鳴らしてきた同氏だが、日本に言及するのは珍しい。」
とのこと。
さてはマスク氏は、今度は日系企業でどこか買収、、、などときな臭く考えてしまいそうだが、このコメントには続きがある。
それは「世界にとって損失になるだろう」
というものである。
ここでちょっとマスク氏に詳しい人ならニヤリとするのだが、実はイーロン・マスク氏は、日本のサブカル好きで有名なのである。
日本のアニメはほとんど見ているし、漫画にも詳しい。
つまり、日本が滅びて日本のコンテンツが作れなくなることを心配しているのである。
なんだ、ただのオタクの嘆きではないか。
ま、しかし、そこまで日本のコンテンツを好きでいてくれるのは嬉しい。
しかし、少子高齢化ですが、マスク氏が言う通り、出生率よりも死亡率が上回っていれば、いずれ滅びるのは数学的に真実なわけである。
欧米は、対策として移民を推進したわけであるが、色々な社会問題も起きている。とはいえ、それ以上の策もなさそう。
日本も、いずれそうなるものと思う。
日本生まれではない日本人が多数派を占めるようになったとき、いったい日本ってなんだろう?という話になるような気がする。
アメリカは、合衆国憲法に忠誠を誓った国であるが、日本はどうなんだろうとか。
そのとき、天皇は必要なんだろうか、とか。
「日本」という国号とか「日本政府」というハコだけが残って、日本の中身がまるきり入れ変わっても「日本」なんですかねえ?
そういう意味では、私が経験した企業買収と変わらないなあ。
しょせんはハコ、ということでしょうなあ。