Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

インディーズ政党はどこだ

私は選挙を仕事の一部にしていることもあり、選挙が好きなほうである。

特に、国政選挙のたびに出現する「インディーズ政党」を愛してやまないのである。

古くは赤尾敏氏の大日本愛国党に始まり、その後の大物としては唯一神又吉イエス氏があった。自称テロリスト外山氏もいたな。これらの候補者は「イロモノ」扱いされ、泡沫候補として葬り去られるのが常なんであるけど。

言うまでもないが、候補者の各個人としてはそれなりに良い人達であったような気がする。ただ、政治的信念のところでナニかが外れちゃうのですね(笑)そこが人間の奥深さを感じさせるのだなあ。

 

前回はN国党が一大旋風を巻き起こし、ほんとに議席を確保して国政政党になってしまうという記念碑的な大事業を成し遂げた。インディーズ政党史に残る快挙である。

今回もN国党はNHK党と名前を変え、政見放送NHKで「NHKに受信料を払う必要がないようにしましょう」と呼びかけるという大技を見せている。

ただし、前回当選後の党首立花氏のふるまいには支持層からも失望の念がありそうなので、今回も2%の政党要件を満たせるかは要注目。

 

私が今回の選挙でさらに注目しているのは、SNSや動画サイトで圧倒的な知名度を誇る参政党である。日本版Qアノンというべき陰謀論の数々を掲げた点で、従来のインディーズ政党とは大いに異なると思われる。

インディーズ政党界の伝統にそって、立ち位置としては極右だと思うが、反米的色彩を帯びていることから大日本愛国党のような戦後の親米右翼よりは戦前の反米右翼により近い。思えば、左翼側にあまりインディーズが出現しないのは、共産党がすでにインディーズの親玉的存在だからか、あるいは社民党がすでにインディーズだからか(笑)

いずれにせよ、この参政党が、果たして議席確保なるか?いわゆる「脱TV選挙」に極限まで振り切った点でも注目である。

 

また、個人的には公約に「皇室の男系維持」を掲げる愛国保守系もチェックしており、選挙広報をチェックしたところでは、有名な桜井誠氏の日本第一党、さらに新党くにもり。維新政党新風は皇室の男系については触れていないようだ。

このあたりの極右政党の主張の違いも微笑ましい。

 

というわけで、見どころ満載の今回の参院選

いよいよ、残すところあと3日。

各候補者には思い残すところのないように頑張っていただきたいと思っております。