来年はいよいよ還暦になる。
最近読んでいる支那のSF「三体」の中に面白いセリフがあった。
「60歳は16歳と同じ」だと言うのである。
その理由はこうだ。
「60代は、40代、50代の仕事や子育ての圧力もなく、70代、80代の病気もまだない。やりたいことがやれる。だから16歳と同じなのだ」
おお、なるほど!と思い、嬉しくなった。
で、考えた。
まず仕事のほうだが、来年からは負担も増えるが、収入も増える見通しである。私のやっているシステムだが、あまりに古すぎて、誰も若い人が参入しないので、業界の避暑地のようになっているらしい(笑)まあ、のんびりとやる分には問題ないのだ。ただし、成長性はない(断言)。若者が来ないはずである。
それでも、還暦でまだ需要がありそうなのはありがたいことで、現役SEの看板を下ろさずに済みそうである。いつまでやれるかは、皆目わからないけど。
となると、次はプライベートも何かやらねばなるまい。かといって、今更オンナ遊びをする気はない。無駄であると理解している(笑)
自転車熱が再び戻っているので、身体が動くうちは楽しむとして、インドアでも何かやりたい。
ブログを愛読しているジョーンズさんは、毎年、長編小説をモノして新人賞に応募されている。素晴らしい。私は自分の才能の無さに見切りをつけて「読む専」できたわけだが、なにしろ16歳なのだ。一念発起して、念願の官能小説を、、、と思った。
ところが、である。
ネットである記事を見て爆笑したのだが、某雑誌の新人賞の応募のかなりの部分が、そのような「定年退職後のオジサンの官能妄想小説」で占拠されているのだそうな(爆)
ちょうど、年代的にあの「失楽園」を愛読した世代である。で、現役のときに実際にはできなかったアレやコレをめんめんと書き綴ってくるのだそうな(苦笑)みんな、決まったパターンで、オジサン管理職が部下の女性社員に手を出すという、、、なんたる!!!
で、編集者の最初の仕事は、この失楽園オジサン小説を排除することからスタートするのだそうである(笑)
これはいかんではないか。そうだ小説を書こう、書くなら官能小説だ、そんな発想がすでにオジサンなのである。
こんなことを考えていた時点で、やっぱり才能がないのである。
確信した次第であった。。。。ムネンじゃ