4月から、自転車のヘルメットが「努力義務」になるそうです。努力義務とは、違法ではないが推奨するといった具合らしい。
私見では、まったく無意味だと思います。
理由はかんたんです。
現実の路上をご覧あれ。サイクリストの一人として苦言を呈しますが、とにかく、むちゃくちゃですよ。
信号無視も平気、歩行者優先たるべき歩道で爆走、無灯火に逆走。これらの行為はすべて「努力義務」ではなくて「法的義務」なのであり、違反するやつは「法律違反」なのですぞ。犯罪なのですぞ!
しかし、そんなことは平気の平左という連中が世間では数え切れないのであります。
私は、サイクリストとして必ず信号を遵守して、もちろんヘルメットも常時着用しております。
で、私が赤信号で停止すると、後ろから走ってきた自転車が赤信号を無視しながら追い越していきます。「たまたま」じゃありません。ほぼ毎日!です。
これが事実であります。
法律すら守らない連中が、いかに努力義務など守るでしょうか?
ありえません!無意味、ですっ!
最近では、電動キックボードが規制緩和されて、歩道走行可とかノーヘル可とか無免許でも可とか言っております。
しかし、実際を御覧ください。
中華の違法電動バイク(自転車ではない)がそこらじゅうで歩道を爆走し、歩道上の弱者である子供や年寄を押しのけている。
こんな販売業者に対して、指導はあるものの、摘発はできない。法律がないから。
蛇口を閉めずに水が止まる道理がございません。
電動キックボードも同じ轍を踏むことは確定でしょう。
なんでこんなことになるのか?
理由は簡単です。偉い人たちは、自転車なんぞに乗らないから分からんのです!
(足なんぞ飾りです!偉い人たちにはわからんのです!、、、おっといけね)
彼らは、高級自動車の後部座席にしか乗らんのであります。
ああ、谷垣さんの事故が心から悔やまれる。
規制緩和は結構でしょう。
しかし、まずは実態を見て決めてもらいたい、と心から思うのですね。。。