Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

偉大なるスタンダード

昨夜は知人と新宿の蕎麦屋「渡邉」で一杯やった。

何しろ暑いので、ビールを呑まないとやっていられない。

しかし蕎麦屋なので、ビールをやったあとは日本酒が飲みたくなる。で、キクマサの冷酒を知人と差しつ差されつ、しまいには面倒になって手酌で(苦笑)呑んだ。

 

この店は月替りで(たぶん)地酒を1種類づつ出すのだが、それを呑んでみると、明らかにキクマサのほうが旨いと思うときがある。地酒のほうが香りが立つものが多いのだが、キクマサを呑むと「別にこれでいいじゃん」となるのである。

どうかすると、あまりに地酒が華麗すぎて、ツマミと合わないと思うときもある。キクマサだと、そんなことはない。

キクマサこそ、偉大なるスタンダードなのである。

 

蕎麦屋にしろ割烹にしろ、最近では色々な日本酒の銘柄を置いている店は珍しくなくなった。それは大いに楽しいことである。

一方で、昔ながらの「◯◯正宗一本やり」の店もある。実は、この「一本やり」派が、私は結構好きである。店主が吟味した酒がひとつあれば、それでいいじゃないかと思うようになった。歳をとったということだろうか。

それがキクマサなら、まあ間違いないと思うのだなあ。