この３年ばかり愛用していたシチズンの７８０円の安物時計だが、ついに電池切れ。
精密ドライバは持っているし、自分で電池交換するのは何でも無い。７８０円の時計の電池交換に時計店に持ち込めば、千円は取られるだろうから、セルフ交換一択である。
さっそく交換、、、と思ったが、ふと、これの前に使っていた腕時計を思い出した。セイコー５のネイビーモデルである。海軍仕様で、防水になっており、バンドも耐海水仕様のものだ。
この時計は前職ときに買ったもので、かれこれ１５年は使ったかと思う。最近の若い人は腕時計を使わないが、スマホの時計は電波時計なので正確だ。わざわざ時計を買う必要なんかない。だけど、私のように自転車に乗る人間は、いちいち停車してスマホを出すのは面倒なのだ。腕時計があれば、信号待ちの間にチラ見できる。
そういう使い方だから、当然、汗まみれになる。
この時計も、シチズンの安物も防水仕様で、それも日常生活用を超えた１０気圧。汗をかいたら水道でじゃぶじゃぶ洗う。
久しぶりにセイコー５をつけてみたら、３年間のお休みもなんのその、自動巻がちゃんとかかって動き出した。しばらく様子を見て、問題なければ、こいつを復活しようと思う。
久しぶりに腕にはめてみると、さすがに長い間愛用していただけあって、すぐに感覚が戻ってくる。すぐに「なじむ」のだ。
国産自動巻き時計の名機だけのことはあり、動作は意外に正確であったことを覚えている。電池がいらないのも、時代にあってエコである。
くたびれたバンドを交換だけしようと思っている。
