SOMPOホールディングスの櫻田CEOが退任の意向を固めたようだ。実は、私は裏で金融庁から「責任の所在をはっきりさせないと、納得できませんよ」という通告があったであろうと思っている。事業会社の損保ジャパンだけでなく、持株会社のSOMPOホールディングスまで業務改善命令を出されるというのは、そういうことだ。
櫻田CEOは、SOMPOホールディングスのCEOで、実質グループ内では「帝王」として10年以上君臨してきたわけだ。もともとパッとしない日本興亜損保連合軍をここまで引き上げてきた名将というわけだが、昨年のビッグモーター事件で「カネのためなら何でもアリ」の体質が暴露されてしまった。金融庁も、さすがに保険詐欺を見過ごすのは難しいと判断したと思われる。
事業会社の損保ジャパン白川社長は、昨年のビッグモーター事件で引責辞任。これで幕引きとして、櫻田帝王は生き残り、、、というのがSOMPOホールディングスの思惑だったと思うが、金融庁はそれを許さなかったということであろう。まあ、事業会社の社長なんて、実際は事業部長でしかないからなあ。それじゃあ、納得はできんわね。
というわけで、とかげの尻尾切り失敗。ま、当然でしょうなあ。。。
