Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

自由恋愛市場と少子化問題について

少子化問題ですが、とうとう去年の出生数は75万人ちょいという数字で、過去最低を更新。しかも、外国人の出生をカウントしているので、純粋な日本人に絞れば、さらに減るという、、、日本民族、着々と滅亡に向かっております(苦笑)。

ま、その現象の片棒を担いでいるのがほかならぬ自分ですから、これは大きな口を叩く資格はないですな(爆)。

 

とはいえ、日本人の端くれとして、老後の年金も気になることですし(笑)少々、ここで私見を述べさせていただきます。

 

少子化問題の本質が「婚姻数の減少」であることは、このブログでも過去に縷縷指摘をしてきたところです。日本人は、結婚しないと子供を産まないですからね。逆に、結婚したカップルの合計特殊出生率はほぼ2でして、つまり、結婚しない人のぶんだけ、出生数が減る、、、こんなシンプルな事実なんですが、ナゼカ政府は保育所を増やし待機児童を減らすことに血道をあげてきたんですね。悪いとはいいませんが、出生率の向上からすると、たいして寄与しないところにお金をつかって、、、日本政府は余裕があるんだな、と思っております。

 

閑話休題

婚姻数が減る原因は色々とあるわけで、もちろん、経済問題が大きな原因でしょう、、、が、それだけではないということです。

news.yahoo.co.jp長い記事ですが、要約しますと

1.20代男女の「恋人がいる率」は今も昔も3割で、これは変化していない

2.男女別で見れば、男は25%で、女は35%。つまり「恋人がいる率」は女のほうがなぜか10%多い。その原因は男の二股である。

3.自由恋愛は強者総取りの法則が働くため、そんな結果になる

ということなのです。

「最近の若いもんは草食などと、だらしがない、俺の若い頃はガンガンいったもんだ」はうそっぱちなのですね。がんがん行った人は、今も昔も3割なのです。

恋愛ランキングでいえば、上位3割は飽食しており、その他の7割は「絶食」になるのです。なんで?そりゃ、自由市場であれば、誰でも「よりよい相手」と付き合いたいからですね。「優良物件」に人気が集中する。当たり前ではありませんか。

最近では、マッチングアプリなどという便利なものができていますが、これなんか、イケメンとカネ、職業を一覧にしてランキングしてくれる便利なシステムなので、上位陣にとっては便利きわまりないシロモノなわけです。手間が省けますからね。その他は、ただの養分なんですが、そりゃどの世界でも同じことですね。

 

昔と違うのは、そこ以後でして、昔は優良物件は早めに結婚=恋愛市場から退場してくれたわけです。すると。残った7割のなかで、またその上位3割が売れる。そうして、順番に弱者もそれなりに販売される仕組みでした。

ところが、最近では、晩婚化が進んで、優良物件がいつまでもたっても恋愛市場から退場しません(苦笑)そいつらが、えんえんと居座り続けるのです。イケメンで、カネがあって、一流ビジネスマンとか医者とか。ま、そんな連中が30過ぎても居座って、若い女性を相手にするのですよ。

さらに、困ったことに。男女の再婚率を見ると、男性再婚、女性初婚の組み合わせがその逆よりも4割も多い。ま、時間差一夫多妻攻撃ですな。こういう「リターンマッチ組」も入っている。一度は結婚できた連中なので、年くっても戦闘力はソコソコ持っています。

よって。結婚という結果では10%の男性優位ですが、それに至る過程(という言い方がいいでしょ)を考えたら、そこで淘汰された女性は無数なわけで、それらの女性はいちばん高値の時期を逃してしまい、「かつて自分が付き合った男」よりも数段劣る男(恋愛市場において、ですが)を相手にしなきゃいけなくなる。そりゃ、婚姻意欲もわかないだろうというもので。実際に、婚姻率がだだ下がり。よって、少子化は止まらない、、、そういうわけなのです。

 

ええと、つまりは。

「自由恋愛市場」と「結婚」が結びつくかぎり、この少子化がとまるはずがない、、、そういうことだと思います。

しかしながら、今更「性の共産化」をすすめろ、などというジャコバン派的な発想が許されてよいはずがありませんしね。

断言しますが、官営「マッチングアプリ」なんか出ても、カタログ化が進むだけ、、、どうせ今でも結婚できる人が便利になるだけなので、、、婚姻数が増えることにはならないでしょう。

 

では、どうすれば良いのか?

私の現時点の回答は「諦める」ことではないか、と思っているのです。。。そんなもん、どうにもなるわけがないじゃないのさ。