Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

申告納税をすませる

当社は決算が12月という、実に不埒な会社である。暦年と会社の社歴が一致するので、実に計算しやすいわけだ(苦笑)。で、法人の申告月は、決算後の2か月以内であるから、本日が当社の決算申告および納税の期限なのである。

 

そういうわけで、朝から近所の信金にいって、納税を済ませてきた。申告自体は、税理士に依頼してあって、もう済んでいる。

今年から親会社がなくなって、大して利益は増えていないが、売上高だけは少し膨らむので、消費税が当然に増える。予想通りの決算となったが、零細企業である当社は簡易課税制度という優しい計算方式のおかげで、さほど納税額は増えなかった。やれやれ、である。とはいえ、今年の前半が従来通りだったおかげもあり、来年はもっと消費税が増えることは確実である。ま、義務なので仕方がない。

 

ところで、私のように事業主で小さい会社を経営していると、利益なんかはいくらでも調整可能で、やりたい放題じゃないかと言ってくる人がある。それは、事実を知らないのである。

法人で、もっとも簡単に利益を調整できるのは、代表者の給料と在庫の評価あたりであろうと思う。代表者の給料を増やせば、会社の利益は減るわけで、税金のかからないトントンのラインに持っていくことは可能だ。なんだ、ずるいじゃん、、、、ちょっと待った!なのである。

代表者の給料を増やすということは、つまり、代表者個人の所得税ががばっと取られるということなのだ。ついでに、社会保険料が給与額に連動するから、ますます、、、、となる。会社の納税はしなくて済んだが、個人はがっぽり、、、節税にはならないのである。もっとも、個人で税金を払ったあとのお金は、何にしようと自由なので、本当のお金持ちはこの方式でやっている。税金は払えばいいじゃん、、、がお金持ちの発想。

プチお金持ちは、この発想ではやっていけないので、逆に個人の給与を減らす。と、会社で今度は利益がでる。なので、会社でとにかく経費を使うようにするのだ。

しかし、青色申告の法人となると。経費にするのも限界がある。個人事業主が夕飯のコロッケ代まで領収書をもらって経費にしている、なんて話が転がっているが(だめですよ)白色申告の人はありがち、、、と思う(色眼鏡か)。

しかし、青色だとそうはいかないのだ。経費にできるものは限られており、きちんとやってないと、いざ調査が来た時にお手上げになるわけだ。実際にやってみると、そんなうまい話はない、というのが実感である。

 

なので、まあ、現実は、そこそこの給与と多少の利益で、どっちもそこそこの税金を支払う、というあたりに落ち着いたりするのだ。

ま、現実なんて、そんなもんですよ。