Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

なんとなく逆朝三暮四の所得税納付

本日、個人の所得税を納税してきた。ま、わずかばかりですがね(苦笑)

 

先般は法人の申告納税を済ませたので、本日は個人のほうである。で、会社というものは、特別徴収というやつで、毎月給料から税金を天引きする。なので、会社員である限りは、個人の所得税の納税はまずなくて、代わりに還付金が春に振り込まれるわけである。

しかし、私の場合は、昨年に親会社から事業を承継して、そのときに給与も少し増やしたので、その分が徴収不足が発生したのである。サラリーマンであっても、期中に大幅昇給があった場合などは、やはり納税しなければいけなくなる。

納税は義務であるから、いやも応もなく、とっとと払ってきたわけですが。

 

考えてみると、給与天引きで後で還付金があろうが、あるいは追加で納税しようが、最終的な納税額は同じなのである。いや、逆に、あとで納税する場合は、それまでの間はカネが手元にあったわけなので、そのぶん得をしたともいえるのである。

であるが。。。

仮に同じ額であっても、あとで還付金があるほうが、追加で納税するよりも「オトクだった」ような気がしてしまうのは、私だけだろうか。

考えてみれば、還付があるというのは、最初は取りすぎなのだ。それを、後から返してやろうというのを、ありがたくキャッキャと喜んで受け取っている、、、、朝三暮四の故事を思い出してしまうのである。ま、あのサルどもは、最初に多くもらえるほうを喜んだので、このケースは「逆朝三暮四」とでもいおうか。

 

ところで。

この特別徴収制度であるが、これは欧米ではない制度だそうで、彼らはタックスはきっちり後で精算して申告支払いをするもののようだ。で、政権が代わると、劇的に税額が変わったりする。あのトランプが、カネを払わない奴には何もしないぞ!と叫んでも支持が多いのは、それだけ納税額が減るからである。民主党のように、オバマケアなどやって国民皆保険みたいなことをすると、当然に納税額が増える。そうすると、多くのサラリーマンは「とんでもない」となるわけだ。ティーパーティのように「小さな政府」を支持する人が多いのは、税金の痛みがダイレクトだからであろう。

 

そう考えると、日本の特別徴収制度というのは、民草どもに何も考えさせず、もらえる餌をキャッキャと喜ばせるのに好適な愚民政策、、、おっと、誰か来たようだ。

ここまで、だな。