Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

国分川の春の風景

朝から良い天気になりそうで、まずは大量の洗濯物を片付けて、布団まで干す。オレがやらねば誰がやる(苦笑)。

で。そのあとで、さっそく自転車をこぎだす。まずは、いつものように市川橋から国分台へ駆けあがって、国分川に出る。

本日のサイクリングのメインイベントは、もうこここで用意されていた。国分川の両岸を彩る散染めの桜と、川面を埋め尽くす菜の花である。

国分川の桜並木と菜の花2024年

先日、新川の桜並木を見たが、比較にならないくらいの絶景である。写真を橋の上から撮ったのだが、残念ながら写真ではその空気を伝えることができない。桜と菜の花の香りでむせ返るようだ。まさに、夢のような景色と空気である。

国分川は、市川から国分台という台地を越えないとアプローチできないし、大きな道路もないので、こんなに東京から近いのに見過ごされている。隠れ名所の筆頭であろうかと思う。

 

国分川で桜と菜の花をコントラストを楽しんだあとは、いつものよう五香から六実を抜けて、小室を経由して神崎川から新川、花見川を経由して湾岸道路沿いに帰るという巡回コースをたどった。距離80km。

花見川は、その名の通り花見の季節であったが、不思議なことに上流は葉桜なのに、中流から下流にかけて花がよく残っており、多くの見物客でにぎわっていた。海風が遡上するためであろうか。

 

花見川から湾岸道路に向かっているとき。不思議な感覚に襲われた。ここを走れば、自宅に帰れる。愛猫が待ってくれている。子供の頃に、夕方が近づくと急に家が恋しくなる、あの感覚である。こうして自転車で遊んでいても、家に帰れば、待ってくれているものがいて、そんな生活を私は今、持てている。幸運なことだ、とつくづく思ったのである。

 

帰宅したら、ちゃんとお出迎えしてくれた。当たり前だと思ってはいかん。上質な缶詰をおごったのは、言うまでもありません(笑)。