Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

母の肝生検、無事に

本日は、母の肝生検の結果が出る日である。はらはらしながら、午後に電話をして結果を聞いたら「腫瘍は良性でした」と。良かった!一安心である。肝臓がんは、かなり厳しいと聞くので、何よりであった。

 

こうなると、母はかえって運がよかったほうの人に入ることになった。

というのも。

そもそも、ことの発端は肝臓の嚢胞だったのである。もともと、すい臓の検査をしていて、偶然、エコーで肝臓に嚢胞が見つかったのだ。

それを見た主治医が「ひょっとして、他の部位のがんが転移したのではないか?単独で肝臓に嚢胞が生じるのは、わりに少ない」という疑念を出して、昨年に胃腸の検査で異常なしだったのに、念のため再検査となった。

そこで、大腸がんが見つかったのだ。見落としていたわけだ。しかし、これで手遅れにならない段階で発見することができた。で、いよいよ大腸がんの転移を疑って、今回の肝生検となったわけである。

結果は良性で、大腸がんの転移でないことが確定したので、大腸がん単独で対処すればいい。幸い、早い段階なので、内視鏡手術で切除できるのではないかという。こうなると、大腸がんが早期発見できたことで、かえって助かったことになったわけである。

世の中、何がどう幸いするか、まったくわからない。

まず最初に、肝臓がんを疑った主治医がいなかったら、大腸がんはみつからなかった。大腸がんは、発見が遅れることがしばしばで、近年、日本人の死因ランキングを上昇中なのだ。健康診断でやる便潜血だが、あんなものは気休めで、発見できないケースがほとんどだからである。

 

それにしても。知人が言うのだが「年をとったら、医者には行っておくものだ」と。まさにそうだと思うのである。