Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

野火止用水


なんとなく涼しそうなイメージがあるので、野火止用水に走りに行った。
道がわからないので、ランドナーで行く。ロードとちがって、砂利道でも平気で走れるから、未走行の道を走るときは気楽である。

荒川サイクリングロードを、北上し、黒目川の合流点から志木に抜けて、平林寺を目指す。
前回は給水がうまくいかずに疲れてしまったから、今回は途中でコンビニに寄り、飲料水確保を早めにする。
はじめてなのでちょっと迷ったが、ほどなく無事に平林寺に着くことができた。
このお寺は臨済宗(禅寺)で、修行寺として有名な、大きな寺である。

平林寺脇の野火止用水に沿って走り出す。道は予想通り狭いし、舗装がないこともある。
だけど、なんという涼しさ!木陰と側を流れる用水のおかげで、たいへん快適なサイクリングである。
おもわず、自転車の楽しさを再発見した。

野火止用水には、本流と平林寺内に流れ込む分流があるのだが、その分岐点を超えてからは水道道路になる。この道が、狭いくせに割合、交通量が多い。
最近は、どこの道を走っても、クルマが多くなったな、と思う。
私が子供の頃は、ちょっとした生活道路ではクルマがくることは滅多になかったから、よくそういう道路で子供が遊んでいたものだ。今は、どんな住宅地の奥の道路でも、かなり交通量がある。人間が一人しか乗ってないクルマが、町のあちこちにあふれている。
今、ガソリン価格が値上がりしているけど、アメリカのイラク戦争や中国の尖閣諸島海底油田開発の例でも分かるように、原油は世界でも産出量が見えてきており、大国はなりふり構わず石油を集めている。
そうまでして、こんなに多くのクルマを走らせなければならないのか?
いつも疑問に思ってしまうのだ。

しばらく、野火止用水に沿って、泳ぐ鯉の姿をときどき見つけたりしながら、新座から新青梅街道まで走った。そこから、しばらく野火止用水は暗渠になってしまうようだ。
まだ玉川上水に合流するまでは間があるけど、あまり面白い道でもない。新青梅街道から引き返した。

やっぱり、ランドナーはいいなあ。
スピードはたいしてでないけど、何より楽だ。長く乗っても疲れない。
走りは、ロードレーサーのほうが全然軽いのに不思議である。
だけど、問題は、ランドナーの部品が手に入らないことだ。
リムだって、もう3年乗っていて、だんだん歪みがでてきている。横だけじゃなくて、縦もふれてきていて、本当は交換時期なんだろうと思う。だけど、もうリムも手に入らない。
「さて、どうしようか。。。」
快適なサイクリングだったけど、帰路はついつい「次期後継機」のことを考えてしまうのだった(笑)