Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

首相の靖国参拝に思う

小泉首相靖国参拝したというので、既に本日のニュースは持ちきりである。
この類の話題を書くと「おまえは右翼だ」「馬鹿だ」と書き込みがくるので、少々憂鬱なんだが。
しかし、しょせん市井の一変人で、40すぎの中年独身男のブログなんざ、いちいち目くじらたてるほうも可笑しい(^^)
そういうわけで、放言させていただこう。

そもそも、8月15日参拝の噂もあった中で、首相の参拝は、むしろ今日まで延期されてきた、という見方のほうが正しいだろう。
そう思えば、格別にニューズ・バリューのある話とも思えない。

だいたい、損害賠償を認めた側の敗訴に終わった裁判の傍論をとりあげて「違憲判決もある中で」と垂れ流すマスコミにあきれる。肝心の判決の勝敗を放っておいて、傍論ばっかりとりあげるのは、それこそ暴論じゃないか(オヤジだなぁ。。。)
囲碁や将棋にたとえれば、名人戦で勝負に負けたのに勝敗は報道しないで、感想戦で「ここで挑戦者の勝ちでした」ばっかり言うのと変わらぬ。
(傍論というのは、その程度。「あそこで、この手もあったけどねー」みたいな話)

そして、何より「いよいよ行き詰まるアジア外交」について。
首相が靖国参拝を「延期」している間に、いったい何が起こったか?

中国はガス田を、いよいよ操業開始あそばされました。
春の「反日デモ」に関しては、改めて謝罪しないと言明なさいました。
ガス田周辺には、潜水艦を派遣してくださいました。
韓国は竹島に、なんと大臣が上陸あそばされました。
北朝鮮6カ国協議で、先に原発をよこせ、そうしないと核放棄しないとのたまっておられます。

では聞くが、これらのうちのどれでもいい、靖国参拝延期したら解決するのだろうか?
以上にあげたことは「参拝を延期している間に」起きたことばかりだ。
 
ものごとには、公平ということもある。
「日本の右傾化」をなげく方よ、じゃあ、これらの諸問題が「靖国参拝の中止」で実現するのかどうか、キッチリ説明してもらわねば、外交と靖国問題のリンクの具体的意味が不明になるではないか。
「友好」って、子供じゃないんだから、口先で友好をいわれて、領土も資源もとられてニコニコしてたら単なる馬鹿である。
ハッキリ言って、一般の日本国民が「右傾化」したとしたら、その原因はどっちにあるんだろう?

世界各国で、戦争の勝敗に関係なく、戦没者の慰霊を行うことは普通である。
それがグローバルスタンダード(国際標準)というものだ。
いったい、グローバルスタンダードでないのは、どっちの国なんだろうか、と思う。

戦没者の慰霊くらい、しずかにやらせてもらえないのか、と思ってしまうのである。