Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

リスク管理-社長が逮捕されるとき

ライブドア社は、社長以下の役員が逮捕されてどうするのか?という疑問に、簡単に回答しておきます。

公開企業の場合は、「有価証券報告書」の「役員の概況」という記載の中に、その回答があります。
たいてい、この記載順が「序列」と呼ばれる順になっています。
つまり、社長が逮捕されたり(笑)事故、病気などもあり得るわけです。そうなると、次の社長を選出するまで、臨時に社長代行として指揮を執る順番を決めておきます。これが序列です。

ライブドア社の序列を見ますと、堀江社長の次に宮内氏が記載されています。この人も逮捕されてしまってますね。すると、その次の序列3山崎氏です。この人が、当分の間の指揮をとるわけです。元アスキーの方ですね。

ちなみに、危機管理上から、トップと序列2は、航空機などの交通機関も別にするように指導があります。万一、墜落事故でもおきたら、一網打尽で両方アウトですから。
従って、ライブドア社にとってトップの堀江氏と序列2の宮内氏の両氏を一気に欠くというのは、危機管理上から言えば、たいへんな「想定の範囲外」となるでしょう。

*私は序列2ですので、社長と交通機関が別です(原則的には)。序列2が次期社長かというと、そんなことはないです。あくまで危機管理上の臨時措置ですから、関連はないんですね。社歴が長くて、とりあえず社員が納得しそうな人物をあてておく(いわゆる番頭さん)ケースが大半だと思います。
ただ、後継候補者が序列2に指名されることも多く、それが逆に、別行動の原因となって「お家騒動」を引き起こす遠因かもしれないとは思います。