Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

新入社員の皆さんへ。初心を忘れても。

本日、当社にもめでたく7人の新卒者が入社。みんな、初々しくて可愛いなぁ(^^)

我が社の社長は「初心忘るべからず」という、きわめて月並みな訓辞をした。それで良いのである。だって、「初心忘るべからず」が、いかに、難しいことか。

私なんざ、初心忘れっぱなしだ。

最初は、「仕事とは、他人のためにするもの」という大理想をかかげていた。正直、もたなくなった。

次に「徹底的に、自分のためにやってやる。その気になれば成功なんて簡単だ」と思った。真性の馬鹿たれであった。

今では、ただすべきことをするだけだと思うようになった。

だから、私の初心は変わっている。私だけではない。大概の人の初心は変わってしまうものだと思う。本当に初心を忘れずに邁進できたら、そりゃ大人物に違いないのだから。
だからこそ、初心を忘れないことは、今の時期の挨拶にふさわしいのだなぁ。

さて、人間は初心を忘れてしまうけど、そういう時どうすれば良いか。
古いことを申して恐縮であるが、自分の経験から言えることは単純である。
育ててくれた父母を思い、よく喧嘩した兄弟を思い、ともに過ごした友人を思い、指導してくれた先輩を思い、こんなふがいない自分でも頼りにしてくれる部下を思う。
人間は、実は「自分に向いた仕事」とか「生まれつきの使命」なんてないように思う。だから、全然安心している。だって、やらなきゃいかんこと、もっと向いてることがあったら困るだろう。(実は、恋愛だって同じだと思うのだけど、これは経験不足だからダメだな)
ただ、目の前に、やれそうなことがあって、良さそうに見えたらするだけである。そのうち、仕事のほうが自分に慣れてくれるように思う。

さて。
息が切れない程度に頑張って欲しい。人生はマラソン、みたいなもんである。良かったり悪かったり、いろいろあるだろう。他人と競うのではなく、自分なりに走れれば十分成功だと思うなぁ。