Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

高利貸しをのさばらせた責任は東証にもある

消費者金融大手のアイフルが、ついに業務停止処分を受けた。民放各社はCMを自粛するそうである。

テレビをみていたら、取り立ての乱暴な男の声が「一部上場だろうとなんだろうと、借金の取り立てには変わりないんじゃあ!」と喚いていた。お説、まことにごもっともですなぁ。

テレビ局もだが、そもそも、高利貸しを「一部上場」に認めてしまった東京証券取引所に問題があると思う。
たとえば、パチンコ屋は今のところ、どんなにカネまわりが良くても「東証」には上場できない。「カネさえ儲けていれば」ではなくて、上場企業は広く一般投資家からもカネを集めるわけだから、それは一種の「公共財」であると考えられる。法的なグレーゾーンもあり、パチンコ屋はふさわしくないという判断があるのだ。(業界内では有名な話)
じゃあ。
なんで「消費者金融」が上場できちゃうんだ?「たかが高利貸し」じゃないか!
それに、利息制限法という「グレーゾーン」まさに問題ではないのか?

テレビ局の立場で言えば。
そりゃあ、天下の「東証一部上場企業」のCMだし、カネ払いもよろしい。受信料を強制するとか喚きつつ偏向報道して平気な某公営放送とは違うので、自分らで稼がにゃならんのだ。まあ大丈夫だろうとなる。そりゃ、仮にも東証一部上場企業のCMを放送してはいかんと言うなら、そのほうがヘンなんである。

ライブドアもそうだったが、東証の威光も地に落ちたもんだ。
インサイダーすれすれだとか暴力団がらみの噂がある企業が上場審査を通過して、たかが取引がちょいと集中したくらいでシステムを落として日本の恥を世界にさらして(これは○士通という近年すっかりダメ会社がつくったんだが)トップはのほほんとそのまま居座って責任もとりゃしない。あげくに、株式会社化しろと駄々をこね、たかが高利貸しを一部上場。
日本の産業発展に貢献してきた東証の誇りはどこへ行った?
あえて申す。
江戸時代なら、社長は切腹して不明を詫びるほどの事態が連発していると思う。
欲ぼけアメリカぼけもいい加減にして欲しい。ここは日本である。日本には、日本の価値観がある。なにがグローバルスタンダードだ?カネで全てを売る文化のどこが偉いもんかい。

東証、もうちっと、しっかりしろ。大きな声では言えないが、上場企業役員だってあんぽんたん揃いじゃない、みんな腹の中では怒っているんだぞ!!

と。
一度でいいから、啖呵をきってみたいのだが。
もちろん、できっこありません。
訪問者の少ない覆面ブログで、うっぷんをはらすのがせいぜい。。。はー。