政治とカネの問題で大変である。またまた、内閣で大臣の問題である。
しかし、である。私は、実は「どーでもいいじゃん、そんなの」と思っているのだ。なんでそう思うのかをつらつら書いてみようと思う。
まず第一に、政治家の収支報告は「複式簿記」ではない、といいうことである。政治家は、会社じゃないわけなので、カネについて「創業以来の動きをすべて表した」B/Sとか、貸し方借り方をバランスさせるP/Lとかを書いていない。単式簿記というやつは、子供の小遣い帳と同じであるから、ある程度の誤りが発生してもなかなかわからないものだ。
「政治家が、そんなエーカゲンなことでいいのか!」お怒りはあるのだろうが、まあ、待ってくださいな。だって、「国」が「単式簿記」なのですぞ!もしも複式簿記が必要だというのなら、そりゃまず政府や自治体がそうすべきであって、ところがそうなっていないのである。「自治体は会社ではない」ので、基本的に支出入の記録だけでいい、「財産」の管理はないということである。ヘンテコな話なのであるが、つまり「資金繰り」さえまわれば、あとはデタラメであってもまかり通る。国も地方自治体もこんな有様なのであるから、政治家もド素人揃いで仕方ないだろうと思ってしまうのである。
「政治家が、そんなエーカゲンなことでいいのか!」お怒りはあるのだろうが、まあ、待ってくださいな。だって、「国」が「単式簿記」なのですぞ!もしも複式簿記が必要だというのなら、そりゃまず政府や自治体がそうすべきであって、ところがそうなっていないのである。「自治体は会社ではない」ので、基本的に支出入の記録だけでいい、「財産」の管理はないということである。ヘンテコな話なのであるが、つまり「資金繰り」さえまわれば、あとはデタラメであってもまかり通る。国も地方自治体もこんな有様なのであるから、政治家もド素人揃いで仕方ないだろうと思ってしまうのである。
次に、なぜそもそも、そんなに使途を明らかにせねばならぬか?という点である。本来、私のカネを私がどう使うかは自由である。それが「原則」であろう。もしも明日、私の職業が「政治家」になったとして(笑)その原則が変わるのはヘンなのである。ヘンなのであるけど、しかし明らかにせねばらぬのは「政党助成金」つまり税金を貰っているからだ。
私の考えでは、だから政党助成金を貰わない日本共産党は、収支報告をする必要なんてない。共産党が自分で集めたカネをどう使おうが、彼らの自由だろう。共産党は「透明」を売りにしているようだが、そんなもの、蛇足じゃないかな。
もしも私が政治家になったら(ならないけど)そりゃ「秘密資金」をばんばん使うと思うね。国益だと思えば、内偵も飼うだろうし反対勢力に賄賂だってする。靖国に寄付だってする(笑)。場合によっては、秘密工作だってするかもしれない。それが「政治」の現実だろう。つまり、そういう「嘘」がばれた、「嘘」が下手だというのが、政治家としては二流なのだろうとは思う。
私の考えでは、だから政党助成金を貰わない日本共産党は、収支報告をする必要なんてない。共産党が自分で集めたカネをどう使おうが、彼らの自由だろう。共産党は「透明」を売りにしているようだが、そんなもの、蛇足じゃないかな。
もしも私が政治家になったら(ならないけど)そりゃ「秘密資金」をばんばん使うと思うね。国益だと思えば、内偵も飼うだろうし反対勢力に賄賂だってする。靖国に寄付だってする(笑)。場合によっては、秘密工作だってするかもしれない。それが「政治」の現実だろう。つまり、そういう「嘘」がばれた、「嘘」が下手だというのが、政治家としては二流なのだろうとは思う。
昨今の事例でいえば、問題になっている事案はいずれも10年以上前の話。改革政権が官僚に厳しい姿勢であることから、官僚側の反撃によるマスコミリークが原因なのだろうが、それにしても10年前の事案しか見つからぬというのであれば、直近10年間は問題がなかったということになる。それで十分じゃないか、と思うがね。
で、「政治とカネ」の問題である。
政治家が、億単位ならともかく、その二桁下のカネで騒いでいるのははなはだ「暇な話」である。
我が国の歳入は40兆円で、一方の一般会計は80兆円。足りない40兆円は国債で回しているのだぞ。そうでなくても、来年には、10年前に大量発行した国債の償還が新たにやってくる。これがまた40兆円。
国と地方自治体を合わせた借入金が800兆円以上あって、実はそれだけではないらしい。つまり、今まで官僚が好き放題やってきた「特別会計」だが、これが実は「不良債権だらけ」の疑いが浮上している。先に述べたように、政府は「複式簿記」でないので、実態がわからないのだが、どうも100兆円以上はあるのではないか?
つまり、両方併せて、下手をすると借金は900兆円を超え、1000兆円に迫るかもしれない。日本国民の純資産が総額で1100~1200兆円というから、ついに日本人が裸になっても借金が残る「喫水線」に事態は近づいているのである。外国に借金しないと生きていけなくなる。もう投資を呼び込む経済環境はない。こんなことが表沙汰になれば、猛烈な「日本売り」が始まり、円はぼろぼろになる。円安は輸出に有利は昔の話で、今は国内の製造業なんて皆、中国に行ってしまっている。資源輸入価格だけが高騰する結果となれば、日本国民は塗炭の苦しみを味わわなければならない。
いったいどうするのか。
政治家が、億単位ならともかく、その二桁下のカネで騒いでいるのははなはだ「暇な話」である。
我が国の歳入は40兆円で、一方の一般会計は80兆円。足りない40兆円は国債で回しているのだぞ。そうでなくても、来年には、10年前に大量発行した国債の償還が新たにやってくる。これがまた40兆円。
国と地方自治体を合わせた借入金が800兆円以上あって、実はそれだけではないらしい。つまり、今まで官僚が好き放題やってきた「特別会計」だが、これが実は「不良債権だらけ」の疑いが浮上している。先に述べたように、政府は「複式簿記」でないので、実態がわからないのだが、どうも100兆円以上はあるのではないか?
つまり、両方併せて、下手をすると借金は900兆円を超え、1000兆円に迫るかもしれない。日本国民の純資産が総額で1100~1200兆円というから、ついに日本人が裸になっても借金が残る「喫水線」に事態は近づいているのである。外国に借金しないと生きていけなくなる。もう投資を呼び込む経済環境はない。こんなことが表沙汰になれば、猛烈な「日本売り」が始まり、円はぼろぼろになる。円安は輸出に有利は昔の話で、今は国内の製造業なんて皆、中国に行ってしまっている。資源輸入価格だけが高騰する結果となれば、日本国民は塗炭の苦しみを味わわなければならない。
いったいどうするのか。
この財政をどうにかすること、これこそ日本にとって一番大事な「政治とカネ」の問題である。これをキチンと解決(軟着陸というべきか)の筋道を立てられるか、それが一番大事なことである。
そういう政治家がいたら、裏金の一億や二億、くれてやれば良いのではないか、と思うのだけどね(苦笑)。
そういう政治家がいたら、裏金の一億や二億、くれてやれば良いのではないか、と思うのだけどね(苦笑)。