私は、嘘つきである。
この国の経済制度は、当然ながら「機会均等」を担保しなくてはいけない。であるから、上場企業役員には守秘義務というものが、大きく課せられている。
考えてみていただきたい。
「もうかりまっか?」
こんな言葉に、おいそれと返事できない生活を。
「がんばっています」
と答えろ、そう証券会社に教えられる。「まずまずでんな」「おかげさんで」「いや、あきまへんわ」はどれもだめなのだ。
「もうかりまっか?」
こんな言葉に、おいそれと返事できない生活を。
「がんばっています」
と答えろ、そう証券会社に教えられる。「まずまずでんな」「おかげさんで」「いや、あきまへんわ」はどれもだめなのだ。
もちろん、家族相手でも例外ではない。
こんな生活ばかりしていると、そりゃあ心がねじ曲がる、のである。
ホントのことを、正直にいう生活が善だと、皆は普通考える。当たり前である。上場企業役員は「責任ある立場なんですから」そのくらい辛抱しろ、そういう話である。
だからねえ。。。ま、いいわけになるわけですが。。。「正直」が美徳という話自体、どんなもんか、と思うのですな。
たぶん、疲れているんでしょうね。
嘘つきの生活。やれやれ。
嘘つきの生活。やれやれ。