Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

言わぬが花

アメリカの学者が「離婚は環境に悪い」という発表を行ったそうである。
夫婦で住んだほうが、県境負荷は小さい。確かに、水道光熱費にしても食費にしても、単身住まい2人よりも夫婦同居のほうが効率的である。別に研究してもらわんでもわかる。「離婚を否定する訳ではない」という言い訳がついているそうである。ほとんど冗談の域ですなぁ。

それを言うなら、私はもっと真実かつ革新的な意見を述べることができる。
「早死したほうが、環境には良い」
どうだ。これ、当たり前だろう。
もっとあるぞ。
「子供はつくらないほうが環境に良い」
「そもそも、生まれないほうがもっと環境に良い」
ほれほれ。真実であるぞ。
「貧乏なほうが環境に良い」
なんてのもあるな。

だからって、じゃあ「環境に良い」ことをしますか?
ま、私は「子供は作らない」なんてのを実践しているわけだが、もちろん、それはやむを得ざるの結果であって、決して「環境」を考えたわけじゃないのである。不本意だ。

日本は、合計特殊出生率が先進国中でもっとも低いのだから、一番「環境に優しい」政策をとっていることになる。なにしろ、将来人口が減るわけだから、間違いないのだ。

だからといって、たとえば日本の首相が北海道サミットで「皆さんも日本を見習って、国民が子供をつくれないような政策を推進すべきです」とは言わないだろうし、言ったらバカにされるだろう。

そう考えると、環境問題の本質が見えてくるのじゃないかな。
みんな、本当に「環境が大事」だと考えているわけじゃない。そうではなくて「今の快適な生活を失いたくない」が「環境問題」というロジックをもって語られているだけなのだ。
だから、「今の快適な生活」がない後進国においては、環境問題は存在しない。

早い話が、環境問題が語られるのは「金持ちになりました」ってことなのだ。
中国も、いよいよ経済大国になってきたわけで、これから「環境問題」を語るようになることだろう。もちろん、歓迎すべきことではあるのだが。

そのうち、凋落一方の我が国は「環境問題」なんて語る暇がなくなってしまうのじゃないか?今「エコだ」「省エネだ」と言っていられた時代を、あとで懐かしく思い出すようなことにならなければ良いですがねえ。。。